『ONE PIECE FILM RED』が興収70億円突破でシリーズ歴代1位に!絶好調の夏休み映画が上位を独占
8月13日と8月14日の全国映画動員ランキングが発表。全国的に悪天候に見舞われながらも、お盆休みとあって映画館は大賑わいを見せた週末。前週ロケットスタートを飾った『ONE PIECE FILM RED』(公開中)が2週連続で首位に立ったほか、今年の夏休みをリードする5作品が上位を独占した。
『Z』超えで歴代1位に!『ONE PIECE FILM RED』の勢いが止まらない
前週末に東映史上最高のオープニング成績を叩きだした『ONE PIECE FILM RED』は、2週目も土日2日間で動員103万人、興収14億9700万円をあげ、堂々2週連続1位をキープ。13日に行われた公開記念舞台挨拶でも発表された通り、同日の午前中で観客動員360万人・興収50億円を突破した同作は、14日終了の時点で動員462万人・興収64億7400万円を突破。16日には、シリーズ最大のヒット作である『ONE PIECE FILM Z』(12)の動員563万人・興収68億7000万円を超えて、動員505万人・興収70億6000万円となったことが発表となった。
また、2位の『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(公開中)は土日2日間で動員29万2000人、興収4億5300万円を記録し、累計では動員269万人・興収40億3600万円に到達。3位の『ミニオンズ フィーバー』(公開中)も累計で動員278万人、興収33億7800万円。4位の『キングダム2 遥かなる大地へ』(公開中)も累計で動員284万人・興収40億円を突破するなど、いずれも好調な興行を持続中。
公開12週目を迎え、いまだ5位にランクインしている『トップガン マーヴェリック』(公開中)は、累計動員693万人・興収109億円を突破。公開81日目となる8月15日まででは、動員699万人・興収:110.5億円となり、日本歴代興収ランキングでは28位にランクアップ、5月公開作品では歴代1位となった。今後もさらに順位を伸ばすものと見込まれている。
二宮和也主演の『TANG タング』が6位に初登場!
新作では、イギリスのデボラ・インストールの小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」を二宮和也主演で映画化した『TANG タング』が6位に初登場。ゲーム三昧で妻に家を追い出されたダメ男と、記憶をなくした迷子のロボット“タング”の出会いと友情、冒険が描かれていく。メガホンをとったのは8位にランクインした『今夜、世界からこの恋が消えても』(公開中)の三木孝浩監督。
また7位には、「夏の思い出、ゲットだぜ!25周年ポケモン映画祭」の1作品として20年ぶりに公開された『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』(02)がランクイン。1990年代後半から夏休みの定番として人気を博した「劇場版ポケットモンスター」シリーズの第5作として製作された同作は、公開当時興収26.7億円を記録している。
さらに9位には、少年ケントと個性豊かなレスキュー犬たちからなるチーム「パウ・パトロール」の活躍を描いた人気アニメーションの劇場版『パウ・パトロール 大空のミッション・パウ ロイヤルストーンをとりもどせ!』(公開中)が初登場をはたした。
以下は、1~10位までのランキング。(8月13日・14日)
1位『ONE PIECE FILM RED』
2位『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』
3位『ミニオンズ フィーバー』
4位『キングダム2 遥かなる大地へ』
5位『トップガン マーヴェリック』
6位『TANG タング』
7位『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』
8位『今夜、世界からこの恋が消えても』
9位『パウ・パトロール 大空のミッション・パウ ロイヤルストーンをとりもどせ!』
10位『ゴーストブック おばけずかん』
今週末は橋本環奈主演で人気コミックを実写映画化した『バイオレンスアクション』(8月19日公開)、日本発の人気ゲームをハリウッドで映画化した人気シリーズの第2弾『ソニック・ザ・ムービー/ソニックvsナックルズ』(8月19日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬