豪華キャストが放つ幻惑のスリラー『ドント・ウォーリー・ダーリン』日本公開が決定
『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(19)で鮮烈な長編監督デビューを果たした女優オリヴィア・ワイルドが、ふたたびメガホンをとった長編監督第2作『ドント・ウォーリー・ダーリン』が11月11日(金)より日本公開決定。このたび日本版予告映像とポスタービジュアルが解禁された。
本作は完璧な生活が保証された街に住み、平穏な日々を送っていたアリスの周りで起こる“不気味な現象”を描いたスリラー。愛する夫のジャックと理想的で幸せな生活を送っていたアリスは、ある日隣人が赤い服の男たちに連れ去られるのを目撃してしまう。それ以降、彼女の周りでは頻繁に不気味な出来事が発生。次第に精神が乱れ、周囲からもおかしくなったと心配されるアリスは、完璧だと思っていた“街”に疑問を持ち始めることに。
このたび解禁された日本版予告映像では、夫ジャックを仕事へと送りだし、家事に勤しむアリスの姿が映しだされる。理想の生活、理想の家、そして理想の夫。幸せな生活を送っていたアリスを襲う不気味な現象の数々。これは現実なのか、それとも悪夢なのか。徐々にエスカレートしていく狂気がアリスを惑わせ、完璧な日常が混沌の世界へと変貌していく恐怖が描かれていく。
主人公のアリスを演じるのは『ミッドサマー』(19)で注目を集め、『ブラック・ウィドウ』(21)など話題作への出演が後を絶たないフローレンス・ピュー。夫のジャック役には「ワン・ダイレクション」のメンバーで『ダンケルク』(17)など俳優としても活躍するハリー・スタイルズ。さらに「ワンダーウーマン」シリーズのクリス・パイン、『エターナルズ』(21)のジェンマ・チャンら豪華キャストが脇を固める。
今後ハリウッドを牽引するフィルムメーカーの一人として大きな期待が寄せられているワイルド監督。その期待を表すように、本作は8月31日(水)に開幕する第79回ヴェネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に正式出品。さらに10月24日(月)に開幕する第35回東京国際映画祭の「ガラ・セレクション」部門での上映も決定している。世界を賑わす才能が放つ幻惑のユートピアスリラーを、是非とも劇場で目撃してほしい。
文/久保田 和馬