鈴鹿央士、多忙すぎて夏の思い出が「ショボい…」『夏へのトンネル、さよならの出口』舞台挨拶
少年と少女の忘れられないひと夏の思い出を描いた青春アニメーション映画『夏へのトンネル、さよならの出口』の公開初日舞台挨拶が9日都内で行われ、鈴鹿央士、飯豊まりえ、畠中祐、小宮有紗、小林星蘭、そして田口智久監督が参加した。
念願の公開初日を迎えて鈴鹿は「みなさん、いい目をしていますね!」と上映後の観客の眼差しに手応えを感じながら「ドキドキしていましたが、皆さんの目を見て安心しました」としみじみ。飯豊も「アニメ作品の舞台挨拶は慣れていないので緊張していますが、観客の皆さんの目が優しくて。こうして映画館に足を運んでくださった皆さんお一人お一人に『どうでしたか?』と感想を聞きたいくらいです」と封切りに気色満面だった。
カオル(鈴鹿)の友人である加賀翔平役の畠中は「とにかくカオルとあんず(飯豊)が羨ましい。2人の距離が近づく過程があり、僕のあこがれた青春がそこにありました。そんな2人が離れ離れになるのは胸が締めつけられて切なくなった。だからこそ感動が凄くて、自然に涙が流れました」と感涙を報告した。
また夏を舞台にした本作の内容にちなんで、今年の夏の思い出を発表する企画を実施。小宮は「こう見えて私は28歳なので、サプリを飲み始めました。30代に向けてアンチエイジングを始めたいと思って、ビタミンを摂取することを始めました。ビタミンCとかビタミンDとか」と健康に目覚めた様子。
畠中は「馬と走った」といい「これは声優VS馬という番組企画で、馬に乗って走ったのではなくて馬の横を僕が走りました。事前に家からコンビニまで走る練習をしていたら、競走馬がやる気がなくて僕が勝ってしまいました」と周囲を驚かせた。
飯豊は「今年の夏は友達と久々にプリクラを撮りました。いまのプリクラの機能は凄くて、美人モードを選んだら顔がシュッとして目が大きくなって肌も真っ白でみんな同じ顔に」とプリクラの進化にビックリ。
一方、鈴鹿は「俳優の友人と赤レンガまでドライブして夜景や観覧車などを見ました。観覧車のライトアップが消えたときに『あ!なくなった!どこにいったのかな?』と2人で言い合った」とエピソードを明かすも、急に「うわ…自分の思い出ショボいな」とガックリ。「いいじゃん!」「まるで歌詞みたいな思い出だよ!」などとキャスト陣から励まされるも「海が見たかったわけでもないし、赤レンガもそんなに…。今年は『六本木クラス』の撮影とかがあってあまり夏の思い出がなくて」と売れっ子俳優の苦労をチラ見せていた。
取材・文/石井隼人