クリスチャン・ベールにマーゴット・ロビー、ラミ・マレックにデ・ニーロも!『アムステルダム』ワールドプレミアに超豪華キャストが大集結
『世界にひとつのプレイブック』(12)、『アメリカン・ハッスル』(13)を手掛けたデヴィッド・O・ラッセル監督の7年ぶりの最新作となる『アムステルダム』(10月28日公開)のワールドプレミアが現地時間9月18日、ニューヨークにて開催。クリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントンをはじめ、ラミ・マレックやロバート・デ・ニーロら超豪華キャスト陣が一堂に会した。
本作の舞台は1930年代のニューヨーク。かつてアムステルダムで出会った看護師と医師、弁護士の3人の親友たちは、ある殺人事件の容疑者となり、思いがけずに全世界に渦巻く巨大な陰謀へと巻き込まれてしまう。ベール、ロビーら5人の他にも、マイケル・シャノンやクリス・ロック、アニャ・テイラー=ジョイ、アンドレア・ライズボロー、ゾーイ・サルダナ、マイク・マイヤーズ、テイラー・スウィフトらそうそうたるキャストが勢揃いしたことでも大きな注目を集めている。
白いレースのドレスに身を包んで会場に登場したロビーは「私がずっと共演したいと思ってきた俳優さんたちを網羅したリストそのもののようなすばらしいキャストが実現したのは、あり得ないくらいうれしいことでした!私はとても幸運だと思います」と大興奮で超豪華キャストに言及。また、アカデミー賞受賞後も話題作への出演が相次ぐマレックは「とても大変な仕事だったが、あんなにすばらしい方々と毎日を共にできるというのは神様からの贈り物のような時間でした」と刺激的な撮影現場を回想。
一方『世界にひとつのプレイブック』でラッセル監督と初タッグを組み、これが4度目のタッグとなるデ・ニーロは「ラッセル監督は特別な監督で、彼が僕に出演してほしいと思うときは、可能ならいつだって彼の映画に出演したいと思える監督」と、厚い信頼を寄せていることを告白。さらに「歴史は繰り返している。いま、まさに世界はこの映画と同じ状況になっている」と、本作に現代へとつながるメッセージが含まれていることを明かす。
そして「この映画は私とクリスチャン・ベールで5年の歳月をかけて作り上げてきました」と語るラッセル監督は「陰謀と殺人の物語ではありますが、その対極にある愛と友情、そしてロマンスの物語でもあります」と説明。「人生を愛している気持ちがあれば、人は友人を大切に思い、互いに忠実であり、様々な試練のなかにもなにかの素敵な“魔法”を見出すことができる。楽しい映画ですから、是非この映画を楽しんでください」と本作に込めた想いを語った。
文/久保田 和馬