トロント国際映画祭でも絶賛の嵐!『ザ・メニュー』不穏なポスタービジュアルが解禁
『ノマドランド』(20)、『フレンチ・ディスパッチ』(21)のサーチライト・ピクチャーズ最新作『ザ・メニュー』(11月18日公開)のポスタービジュアルが解禁。また、9月8日から開催されていた第47回トロント国際映画祭でのワールドプレミアの模様も到着した。
『ザ・メニュー』は、太平洋岸の孤島を訪れた太平洋岸の孤島を訪れたカップルのマーゴ(アニャ・テイラー=ジョイ)とタイラー(ニコラス・ホルト)が、有名シェフのジュリアン・スローヴィク(レイフ・ファインズ)がいる予約の取れないレストランを訪れたことで、想定外の“サプライズ”に巻き込まれていくというサスペンス。製作は『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(15)のアダム・マッケイが、監督はHBOのドラマシリーズ「メディア王〜華麗なる一族〜」のマーク・マイロッドが務めた。
解禁された本ポスタービジュアルでは、堂々とした姿でこちらを静観する、謎に包まれた名シェフのスローヴィク、テーブルに頬杖を突きながらこちらを意味ありげに見つめるマーゴ、その横で目の前の高級料理に夢中な様子のタイラーという3人が描かれている。彼らの後ろには給仕長エルサ(ホン・チャウ)のほか、今日のためにレストランに招かれた特別な客たちの姿が見受けられ、なかには苦悶の表情で叫んでいる男性客の姿も。加えて、ポスターのコピーには「死ぬほど素敵な夜へようこそ」という意味深な言葉が。どこか不穏な空気を漂わせながらも、レストランに隠された秘密がうかがえるビジュアルとなっている。
トロント国際映画祭で行われた『ザ・メニュー』のワールドプレミアには、レイフ・ファインズやマイロッド監督が出席したレッドカーペットが大いに大盛りを見せたなか、各国の批評家や評論家、映画ファンたちが一足早く本作を鑑賞した。
また、会場ではコックの服装をしたスタッフたちによって、高級レストランにはそぐわない、ジャンクフードであるチーズバーガーが提供された。絶品のフルコースを目で堪能し、腹ぺこになったであろう鑑賞者たちは、チーズバーガーを口にして大喜び。なぜ高級レストランが舞台である本作のプロモーションでジャンクフードが配布されたのか?その謎の真相はぜひ映画館で確かめてほしい。
文/山崎伸子