ジョニデに続け!ブラッド・ピット、自己内省を反映させた彫刻で芸術家デビュー
『ブレット・トレイン』が大ヒット中のブラッド・ピットが、フィンランドの美術館で芸術家デビューを飾った。サラ・ヒルデン美術館で、現地時間の18日から開催されているイギリス人アーティストのトーマス・ハウシーゴの個展で、オーストラリア人ミュージシャンのニック・ケイヴの作品とともにお披露目されたのは、石膏とブロンズの彫刻。17日には、ピットがサプライズで美術館に登場した。
ピットは、2016年にアンジェリーナ・ジョリーから突然離縁状を突き付けられて以来、セラミックアートに取り組むようになったと言われており、しばしばアトリエに通う様子が目撃されていたが、ほぼ独学で制作された作品は、自身の気持ちを反映させたものだという。
今回お披露目された、銃撃戦を描いた石膏のレリーフ作品や、バラエティに富んだ口径の銃で撃たれた家の形をしたシリコン製の立体作品などは、ピットの人生における人間関係で犯した間違い、つまづき、共謀したことなど、自分にとことん正直に向き合ったことで生まれてきたものだと「ET」などが伝えている。
「Fox News」などはこの内省について、元妻ジェニファー・アニストンとアンジェリーナのケースを紹介。ピットは、2000年にジェニファー・アニストンと結婚したが、2005年に離婚。『Mr.&Mrs. スミス』(05)で共演したアンジェリーナ・ジョリーとの関係が取りざたされていたが、後に不貞の噂を否定しつつ、同撮影中に恋に落ちたことを認めていた。制作開始の時期などを考慮しても、アンジェリーナとの離婚劇が引き金になって生まれた作品に間違いなさそう。いまだ子どもたちの親権問題は未解決のほか、ワイナリーを巡ってアンジェリーナから訴訟を起こされるなど、まだまだ心の平静を取り戻せる日は遠そうだ。
7月には、ピットと同年代で、ほぼ同時期に人気を2分し、一世を風靡していたジョニー・デップが、元妻アンバー・ハードからDV夫のレッテルを張られ、6月に名誉毀損の裁判で勝訴するまでの間に制作した自作の肖像版画を発売。アートを唯一無二の自己表現の場と表現しており、アーティストとしてサプライズデビューを果たして話題となった。こちらもアンバーが、勝訴の判決を不服として申し立てを行っており、2人に共通点を見出す人たちも多いようだが、ともにますますアートの重要性が増しそうだ。
文/JUNKO