アンジェリーナ・ジョリー、ブラッド・ピットを機内でのDV被害で提訴
先月、共同所有していた南フランスのワイナリー、シャトー・ミラヴァルを巡って、ブラッド・ピットと関係者が主導権を握るべく不当なキャンペーンを行っているとして2500万ドル(約36億円)を求める訴訟を起こしたアンジェリーナ・ジョリーが、新たにブラッドをDVの被害で訴えていることがわかった。
アンジェリーナは、2016年9月14日にプライベートジェット内で起きた出来事を機に、その5日後に離婚を申請。その出来事とは、フランスからカリフォルニアへのプライベートジェットの中で、アンジェリーナとブラッドが口論になり、ブラッドがそれを止めようとした長男のマドックスに暴力をふるったというものだった。6人の子どもたち、マドックス、パックス、ザハラ、シャイロ、ヴィヴィアンとノックスの身に危険があるとして単独親権を主張していたアンジェリーナだが、ブラッドは一貫して暴力を否定。FBI(連邦捜査局)も、証拠不十分との判断を下しており、アンジェリーナの求める単独親権はいまだに認められていない。
しかし今回、新たにアンジェリーナが裁判所に提出した書類には、1時間半の間にプライベートジェット内で起きたことが赤裸々につづられているという。訴状によれば、「ブラッドは浴びるようにお酒を飲み、アンジェリーナの子どもに対する態度が甘すぎるとして口論になった。アンジェリーナの頭を掴んで揺さぶり、その後肩を掴んで揺さぶった。アンジェリーナをトイレの壁に押し付け、飛行機の天井に何度もパンチを食らわせた。それを止めようとした子どもの1人に悪態をついて突進しそうなブラッドを背後からアンジェリーナが押さえつけようとしたところ、ブラッドに振り払われ、座席に倒れ肘と背中を負傷した」という。また「USA Today」などによれば、現場を収めようとした子どもの1人の首を絞め、1人の顔を殴ったとし、ほかの子どもたちがブラッドにやめるように懇願。子どもたちを震え上がらせたうえに、アンジェリーナにはビールを、子どもたちにはビールと赤ワインをかけた」と主張しているという。8月には、今年4月に匿名の人物が、数年前に起きたDV事件について、情報公開法に基づいてFBIの調査情報を開示するよう求めていたことがわかり、その人物がアンジェリーナであることも明らかになっていた。
かねてからDV疑惑を否定してきたブラッドだが「TMZ」などによれば、「ブラッドは、公の場でアンジェリーナの悪口を言ったことがない。それとは対照的にアンジェリーナは子どもたちにブラッドに偏見を抱かせて虐待者との印象を与え続けることで、ブラッドとの関係を最小限にするために、何年も同じ件を蒸し返している」としている。今回もブラッド側は内容を否定しているそうだが、ほかに案件が出てこないことから、すべてがこの1日の機内と密室での出来事に集約されていることになり、決着には程遠いようだ。
文/JUNKO