山田孝之、河瀬直美監督作品に「ドッキリかな」と恨み節。岩田剛典も過酷撮影を述懐!

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山田孝之、河瀬直美監督作品に「ドッキリかな」と恨み節。岩田剛典も過酷撮影を述懐!

米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭であるショートショートフィルムフェスティバル&アジア2017(SSFF & ASIA)が開幕。6月1日、EXILE HIROがプロデューサーを務めた同映画祭とのコラボ企画「シネマファイターズ」の完成披露発表会が渋谷ヒカリエホールで行われ、山田孝之と岩田剛典が過酷な撮影を振り返った。

「シネマファイターズ」は、同映画祭とEXILE TRIBEが所属するLDH JAPANがタッグを組み、数々のメジャーアーティストの作詞を手掛ける小竹正人氏の世界観を具現化するプロジェクト。監督には河瀬直美をはじめとする6人の気鋭監督が顔をそろえている。

第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で最新作『光』が絶賛された河瀬監督が手がけたのは、『パラレルワールド』。山田孝之と石井杏奈が共演し、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの「Unfair World」の世界観を映像化した。河瀬監督は「いろんなことがあったね」と山田をチラリと見ると、山田は照れることしきりだった。

15年ぶりに母校の天体観測室を訪れた徹(山田)が、かつて想いを寄せていたダンス部の真矢(石井)を思い出しつつ、15年前と今が交錯していく様を綴る本作。山田は「真夏に天体観測室に閉じ込められて、死にそうな思いをして必死に頑張りました。死にそうでした」と河瀬監督に恨み節。劇中では制服姿も披露しており、「(石井が)撮影当時、18歳。33歳のおじさんが制服を着た。すごいことになった。ドッキリかなと思った」と自虐気味に語り、会場を爆笑させていた。

一方、『SWAN SONG』に出演する岩田剛典は、真冬の撮影を述懐。落合賢監督からは「吹雪のシーンを長回しで撮った。カットがかかるまで歩いてください」と延々と歩き続ける指示があったそうで、岩田は「本当に過酷な撮影でした」と苦笑い。「監督を恨むような気持ち。チクショウと思いながらやっていた」とぶっちゃけて会場を笑わせていた。

最後には河瀬監督が「HIROさん、幾つになられたんですか?」と質問。実はこの日がちょうどHIROの誕生日となり、会場一体となってバースデーソングがプレゼントされた。

発表会には、『パラレルワールド』の河瀬直美監督、山田孝之、石井杏奈。『キモチラボの解法』のA.T.監督、AKIRA、小林喜日、水崎綾女。『Snowman』の萩原健太郎監督、倍賞美津子、鈴木伸之。『色のない洋服店』の齋藤俊道監督、Dream Ami、『終着の場所』の常盤司郎監督、町田啓太、玄理。『SWAN SONG』の落合賢監督、岩田剛典、桜庭ななみが登壇した。【取材・文/成田おり枝】

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