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6年ぶり開催「東宝シンデレラ」グランプリは埼玉県出身の10歳、白山乃愛さん!上白石萌歌からガラスの靴を受け取り笑顔

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6年ぶり開催「東宝シンデレラ」グランプリは埼玉県出身の10歳、白山乃愛さん!上白石萌歌からガラスの靴を受け取り笑顔

第9回として6年ぶりに開催された「東宝シンデレラ」オーディションのグランプリ発表会が11月6日に東京都内で行われ、各賞が決定。グランプリは埼玉県出身の10歳、小学4年生の白山乃愛さんに輝いた。プレゼンターを務めた、7代目シンデレラの上白石萌歌からガラスの靴を受け取ると、白山さんは「思っていないことが起きたので、すごくびっくりしています」と瞳を潤ませた。

第9回「東宝シンデレラ」オーディションの各賞が発表された
第9回「東宝シンデレラ」オーディションの各賞が発表された

初代シンデレラの沢口靖子をはじめ、4代目に野波麻帆、5代目に長澤まさみ、7代目に上白石萌歌、8代目に福本莉子。2011年第7回では、審査員特別賞に上白石萌音、山崎紘菜、ニュージェネレーション賞に浜辺美波など、第一線で活躍する女優を数多く生みだしてきた「東宝シンデレラ」オーディション。この日はファイナリスト10名が出席。結果発表に臨んだ。

新たなシンデレラが、上白石萌歌からガラスの靴を受け取った!
新たなシンデレラが、上白石萌歌からガラスの靴を受け取った!

グランプリとして「エントリーナンバー4番。白山乃愛さん」と名前を呼ばれた白山さんは、口に手を当てて驚き顔。拍手を浴びながらステージの真ん中に立ち、上白石からトロフィーとなるガラスの靴とマント、ティアラを授与され、笑顔を弾けさせた。瞳を潤ませたことから、司会からは「人生でうれし泣きしたことはありますか?」との質問が上がり、「ありました」と答えて会場を笑わせた白山さん。さらに「マントやティアラ、シンデレラの靴の感触はいかがですか?」と聞かれると、「感触ってなんですか?」と話して、再び会場は大爆笑。「お父さんやお母さんがいなかったら、私は生まれていなかったし、生んでくれてありがとう」と感謝を述べ、「キラキラした、ステキな女優さんになりたいです」と宣言していた。

ミュージカル賞を受賞した山戸穂乃葉さん
ミュージカル賞を受賞した山戸穂乃葉さん

ミュージカルで活躍が期待される人に贈られるミュージカル賞は、大阪府出身の中学3年生、山戸穂乃葉さんが受賞。審査員特別賞は、大阪府出身の中学1年生、西川愛莉さんが受賞した。また今年は、「東宝ニューフェイス」のタイトルを引き継ぎ、男性オーディションとして表記を改めた「TOHO NEW FACE」も行われ、京都府出身の小学5年生、小谷興会さんがグランプリを受賞。「人から愛されるような人になりたい」と喜びを噛み締めた。ミュージカル賞には、東京都出身の中学1年生、高橋佑大朗さんが選出された。

審査員特別賞を受賞した西川愛莉さん
審査員特別賞を受賞した西川愛莉さん

ファイナリストが自身の夢に向かう熱い気持ちを伝え、希望あふれる表情を見せていたこの日。各賞の発表後の記者会見では、それぞれが憧れの人を明かすひと幕もあった。白山さんは「長澤まさみさんです。演技がうまいし、全部(好き)です!」と回答。まだミュージカルはあまり詳しくなく、これから勉強していきたいと意気込んでいた山戸さんは「テレビに出ている方で言うと、石原さとみさん。唇が好きです」、西川さんは「上白石萌歌さんと今田美桜さんと共演してみたいなと思います。2人とも演技も上手で、私自身が芸能界に入りたいなと思ったきっかけの人です」と告白した。

「TOHO NEW FACE」グランプリの小谷興会さん
「TOHO NEW FACE」グランプリの小谷興会さん

「TOHO NEW FACE」ミュージカル賞の高橋佑大朗さん
「TOHO NEW FACE」ミュージカル賞の高橋佑大朗さん

極真空手の型の10歳の部、現世界チャンピオンでもあるという小谷さんは、「吉沢亮さんと横浜流星さん。2人ともかっこいいです!僕も、かっこよくてなんでもできるオールラウンダーになりたいです」と未来を見つめ、歌やミュージカルが大好きだと話していた高橋さんは、「憧れの人は、玉置浩二さんです」と笑顔。「歌唱力がずば抜けていて、声からなにまで全部好きです。尊敬しています。共演したい人は、山崎育三郎さんです」と目を輝かせていた。

プレゼンターを務めた上白石萌歌、浜辺美波
プレゼンターを務めた上白石萌歌、浜辺美波

ステージには、プレゼンターとして上白石萌歌のほかに、上白石萌音、浜辺美波、福本莉子も出席した。グランプリ発表の前には、上白石萌歌が「本当にお疲れ様でした」とファイナリストに声をかけ、「私がこのオーディションに参加したのは、いまから約12年前。当時10歳で右も左もわからず、みんなのように堂々としていなかったのかなと思います」とメンバーのたたずまいを絶賛しつつにっこり。「ここに立っている皆さん、それぞれ違う選択をしていくと思いますが、役者としてというよりかは、人として輝く瞬間が一人一人にたくさんあればいいなと思っています。皆さんの幸せを心から願っています」と温かなエールを送っていた。


プレゼンターを務めた上白石萌音、福本莉子
プレゼンターを務めた上白石萌音、福本莉子

「TOHO NEW FACE」のミュージカル賞でプレゼンターを務めた上白石萌音は、「まずはいま、ここに立っているご自分を心の底から誇りに思ってください。誰よりも褒めてください。めちゃくちゃ輝いています」と労いの言葉。「私は11年前にミュージカルの舞台に立ちたくて、オーディションを受けました」とミュージカルへの愛を口にし、「演劇だけが持つ魅力の一つは『この作品のこの役をやりたい』という目標を持てること。演劇に限らず、人生のなかで明確な目標を持って頑張れることって、本当に宝物だと思います。皆さんは、目標を持ってここまで来られた。この先どんなことがあっても、夢に向かって頑張れる自分の力を信じて、輝いていってください。一緒にステキな表現者、ステキな大人になりましょう」と柔らかな笑顔で、ファイナリストたちを勇気づけていた。

取材・文/成田おり枝

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