森七菜、出口夏希らが艶やかな着物姿を披露!「舞妓さんちのまかないさん」オーディションの号泣エピソード明かす

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森七菜、出口夏希らが艶やかな着物姿を披露!「舞妓さんちのまかないさん」オーディションの号泣エピソード明かす

Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」(1月12日より全世界独占配信)の配信記念プレミアイベントが1月9日に大手町三井ホールで開催され、森七菜出口夏希、蒔田彩珠、橋本愛是枝裕和監督が着物姿で登壇。森がオーディションの帰りに「泣きながら帰った」と明かした。 

累計発行部数270万部を突破する大人気コミックをドラマ化する本作。Netflixと初のタッグを組んだ是枝監督が総合演出を務め、“まかない飯”を作る少女、キヨ(森)と、舞妓として“百年にひとりの逸材”と将来を期待されるすみれ(出口)らを通して、京都の花街の日常を描く。

【写真を見る】髪に巻いたリボンもキュート!森七菜、出口夏希、蒔田彩珠、橋本愛の着物姿をたっぷりお届け
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華やかな着物姿で、仲のよい様子を見せたキャスト陣。朱色の着物姿を披露した森は、劇中では「浴衣を着ただけ」だそうで「着物を着させてもらってうれしい。今日は、もしキヨが着物でお出かけをしたらというのがテーマ」と笑顔を見せた。蝶々柄の着物をセレクトした出口は、「6話で、すみれが初めて髪を結いに行く時に登場したお着物」と紹介しつつ、「舞妓さん仕様のお着物。久しぶりに着られてうれしいです」とコメント。

橋本愛は桃色の着物。お正月を意識した帯も美しい
橋本愛は桃色の着物。お正月を意識した帯も美しい

人気ナンバーワンの芸妓である百子を演じた橋本は桃色の着物姿で、「7話で百子さんが着ていた着物だと聞いたんですが、記憶になくて(笑)…。探してください」とドラマ内で確認してほしいとアピール。猫の描かれた縞模様の着物姿の蒔田は「私、実は今日は成人式があったので」と新成人だと話し、「おめでたい日に着物を着て、すてきな方々とすてきな舞台に立てるのは貴重なこと」と喜んでいた。是枝監督は「娘たちの晴れ姿を見ている感覚」と目尻を下げていた。

オーディション秘話を明かした森七菜
オーディション秘話を明かした森七菜

本作の出演は、オーディションで決まったという森。「一度目のオーディションの時には、渋谷を泣きながら帰ったんです。『あの子、大変だな』と思われるくらい泣きながら帰った。キヨを演じるために半袖と短パン姿で行ったので、『どうしちゃったんだろうな』と思われるくらいだったと思う。キヨにどれくらい近づけるかというものを、達成できなかった。どうしようかなと思っていた」と周囲が不思議に思うほど号泣したと告白。「でも2回目のオーディションが終わった時に、是枝さんが『もう泣かないで帰って大丈夫だからね』と言ってくれた。どこかで聞いたんだろうなと思ったんですが、是枝さんの優しさが、キヨを作るうえでの気持ちの豊かさを育ててくれた。感謝しています」と監督に支えられながら、撮影に臨むことができたという。

出口夏希、蝶々モチーフの髪飾りもポイント
出口夏希、蝶々モチーフの髪飾りもポイント

またこの日は、成人の日ということもあり、会場に集まった若い観客からの質問に答えるひと幕も。「20歳になる前に、やっておいたほうがいいことはありますか?」と投げかけられると、森が「私もまだ21歳なので…」と恐縮しながら、「1年目にして感じたのは、楽しむこと。20歳になると、遊びが変わってくると言うじゃないですか。お酒を飲んだり、車も運転ができる。それも楽しいけれど、後戻りできないなとも感じる。エモさをいっぱい感じてください。エモーショナルに生きてください!」とエールを送った。


「本作を経て変化したことはありますか?」との質問に答えた出口は、「以前は自分のやることに対して自信がなかった。この作品をやってから、前向きに考えられるようになった」という。「現場で19歳から20歳になった。是枝監督を始め、スタッフさんたちに『成長した』と言われることが増えて、そこから自信に変わりました」と周囲に感謝。是枝監督は自身が20代だったころを振り返り、「このドラマはそれぞれが、自分の居場所を見つける物語でもある。20代ではそういう場所が見つからない。自分もそうだった。当時の自分に『焦るな、居場所は見つかる』と言ってあげたい」と説得力あふれるトークを繰り広げていた。

取材・文/成田おり枝

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