第20回SKIPシティ国際Dシネマ映画祭開催決定!1月25日より作品公募が開始
“若手映像クリエイターの登竜門”を旗印に掲げ、世界各国の新鋭監督の作品を対象とした国際コンペティション映画祭として、2004年より埼玉県川口市で開催を重ねてきたSKIPシティ国際Dシネマ映画祭。今年20年目を迎える本映画祭が、2023年7月15日(土)~7月23日(日)の9日間で開催することが決定。また、第20回開催に際し、1月25日(水)から3月1日(水)までの期間、コンペティション部門(国際コンペティション、国内コンペティション)の作品を公募することが明らかとなった。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭のコンペティションは、映画界の未来を担う新たな才能の発掘と育成を主たる目的としている。国際コンペティションは広く世界中から、国内コンペティション(長編部門、短編部門)は国内作品を対象に、エンターテインメント性と新たな表現の可能性を感じる作品を募集しており、昨年は99の国と地域から、合計935本の応募があった。
厳正な選考によってノミネートした作品は映画祭期間中に上映し、著名な映画人などで構成される審査委員会による最終審査を経て、最優秀作品賞をはじめ各賞を授与する。また両コンペティションを通じた全ての国内作品を対象に、今後の長編映画制作に可能性を感じる監督に対し「SKIPシティアワード」が贈られるという。
本映画祭では、これまでに、カンヌ映画祭で3作連続受賞をはたした、『うつろいの季節(とき)』などで知られるトルコの巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督、『シンプル・シモン』(14)のアンドレアス・エーマン監督、『彼の見つめる先に』(18)のダニエル・ヒベイロ監督、『家へ帰ろう』(18)のパブロ・ソラルス監督、『ミッドナイト・トラベラー』(21)のハッサン・ファジリ監督、『ルッツ 海に生きる』(22)のアレックス・カミレーリ監督など、世界各国の新鋭をいち早くジャパン・プレミアで紹介してきた。
国内作品では『死刑にいたる病』(22)の白石和彌監督、『浅田家!』(20)の中野量太監督、『決戦は日曜日』(22)の坂下雄一郎監督、『カメラを止めるな!』(18)の上田慎一郎監督、『さがす』(22)の片山慎三監督、『泣く子はいねぇが』(20)の佐藤快磨監督、『彼女はひとり』(21)の中川奈月監督、『夜を越える旅』(22)の萱野孝幸監督らが本映画祭での受賞、ノミネートを契機に劇場公開や商業映画デビューへと羽ばたいていった。
20回目の開催となる本年も、映画界の未来を切り拓いていく新たな才能の発掘と育成に取り組むという本映画祭。今年の上映作品にも期待が高まる。
文/サンクレイオ翼
公募期間:1月25日(水)~3月1日(水) 必着
公募部門:国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門、短編部門)
応募方法:映画祭公式サイト内のオンラインフォームから応募
公式サイト:skipcity-dcf.jp