ついに集った「鬼滅の刃」”上弦の鬼たち”がただならぬオーラで圧倒!圧巻の無限城も見逃すな
テレビアニメ「鬼滅の刃」の新シリーズ「刀鍛冶の里編」の放送に先駆け、「遊郭編」の第10話・第11話と「刀鍛冶の里編」の第1話を劇場向けに全編4Kアップコンバートして上映する『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』(公開中)。これまでの鬼との戦いを振り返りながら、本作の見どころのひとつである“上弦集結”の魅力に迫っていきたい。
「週刊少年ジャンプ」で連載され、単行本の累計発行部数1億5000万部を突破した吾峠呼世晴の漫画を原作にした本作。2019年4月に放送開始となった「竈門炭治郎 立志編」に始まり、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(20)は日本国内歴代興収の新記録を樹立する大ヒットを記録。2021年から2022年にかけてテレビアニメ版「無限列車編」と「遊郭編」が放送&配信され、いよいよ4月より「刀鍛冶の里編」がスタートする。
どこよりも早く、そして劇場の大スクリーンで「刀鍛冶の里編」が観られるとあって公開前から大きな注目を集め、初日から3日間で観客動員81万3000人、興行収入11億5900万円を記録した本作で、特に話題を集めているのが“上弦集結”のシーン。これまで「竈門炭治郎 立志編」で登場した響凱や下弦の伍・累、「無限列車編」で登場した下弦の壱・魘夢など、“下弦の鬼”との戦いを次々と潜り抜け、そのたび成長してきた炭治郎(花江夏樹)、善逸(下野紘)、伊之助(松岡禎丞)、禰豆子(鬼頭明里)たち。そんな下弦の鬼たちの強さをも凌駕するのが、“上弦の鬼”だ。
鬼の始祖である鬼舞辻無慘(関俊彦)からの血をより多く分け与えられた“上弦の鬼”が初登場を飾ったのは「無限列車編」。魘夢(平川大輔)を倒し、列車の乗客をすべて助けたかと思いきや、突如として煉獄杏寿郎(日野聡)や炭治郎らの前に上弦の参・猗窩座が出現した。「お前も鬼にならないか?」と煉獄を誘う猗窩座が攻撃をはじめると、その強さは魘夢とはまったく比べ物にならないほど。全身全霊で戦う煉獄さえも敵わない、上弦の鬼の底知れぬ強さを見せつけた。
そんな異常なまでの強さを誇る上弦の鬼が、本作でついに集結。鬼舞辻無惨を筆頭に、上弦の壱の黒死牟、上弦の弐の童磨、上弦の参の猗窩座、上弦の肆の半天狗、そして上弦の伍の玉壺までが勢ぞろい。初登場となった鬼たちも含め声を務めるのは、黒死牟に置鮎龍太郎、童磨に宮野真守、猗窩座に石田彰、半天狗に古川登志夫、玉壺に鳥海浩輔ら錚々たる顔ぶれ。また、どこまで続いているのかわらかないほど広大な無限城のシーンにも注目。さらに時透無一郎(河西健吾)や甘露寺蜜璃(花澤香菜)ら新たな柱も登場するので、片時も目が離せない。
「刀鍛冶の里編」の放送開始が待ちきれない人は急いで劇場に足を運び、炭治郎たちの新たな激闘の幕開けを大スクリーンで目撃してほしい!
※禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正式表記
※煉獄杏寿郎の「煉」の漢字は「火+東」が正式表記
※鬼舞辻の「辻」の部首は「いってんしんにょう」が正式表記
文/久保田 和馬