要求は身代金ではなく罪の自白!?『おまえの罪を自白しろ』公開決定、中島健人&堤真一が初共演で親子役に
江戸川乱歩賞をはじめ、数々の賞を受賞する社会派ミステリーのヒットメーカー真保裕一の同名小説を映画化するタイムリミットサスペンス『おまえの罪を自白しろ』が10月20日(金)に全国公開となることが決定。このたび、本作より中島健人、堤真一の出演とビジュアルが解禁となった。
『舞子 Haaaan!!!』(07)をはじめ、ドラマ「Mother」、「Woman」などのヒット作を生みだしてきた水田伸生監督がメガホンをとる本作。ある日、政治家一族の宇田家の孫娘が誘拐される。犯人からの要求は、身代金ではなく、「明日夕方5時までに記者会見を開き、おまえの罪を自白しろ」というものだった。決して明かすことが許されない、国家を揺るがす”罪”の自白を迫られた政治家の物語が展開する。
主演を務めるのは、Sexy Zoneのメンバーとして活躍し『銀の匙 Silver Spoon』(14)、『黒崎くんの言いなりになんてならない』(16)、『心が叫びたがってるんだ。』(17)などで知られる中島。多数の作品に出演してきた中島が、本作で初めてサスペンス映画の主演に挑戦する。中島が演じるのは、宇田家の次男で、内閣府副大臣の父、宇田清治郎のやり方に疑問を持ちながらも、やむなく父の議員秘書を務める宇田晄司。彼は誘拐事件をきっかけに、家族の命を救うために奮闘する。中島は出演にあたり「『おまえの罪を自白しろ』という犯人からの要求がそのまま映画タイトルになっている本作、そこから始まる先が読めないスリリングな展開で、息を呑まずにはいられない作品になると思います。堤さんとは初共演で親子という間柄を演じるうえで、父・清治郎が醸し出す迫力に負けないように努めました」と本作への期待感や堤との初共演についてコメントした。
また、堤が演じる宇田清治郎は、家族や息子にも権威的に振る舞う政界の大物議員。孫娘を誘拐され、犯人から罪の自白を要求されることになる。『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)、『容疑者 X の献身』(08)、『クライマーズ・ハイ』(08)などで数々の賞を受賞し、日本映画界に欠かせない存在の堤だが「政界の大物議員という役どころを聞いて、最初は躊躇いを感じましたが、監督とお話を進めていくなかでお受けすることを決めました」とコメント。また、中島との初共演に関しては「初共演の中島くんが演じた晄司は、“政治というがんじがらめの世界の中でも、強く生きる男”という難しい役柄ですが、彼はその役を自由に演じていて、その芝居がとても良かったです」とコメントしている。
あわせて、2種類のビジュアルも解禁。一つは、タイトルをセンターに晄司と清治郎が互いを睨みあうような2ショットのビジュアル。今後の父子の衝突を予感させる緊迫した空気が漂っている。またもう一つは、不穏な空の下に不気味にそびえ立つ国会議事堂を背に、無数のマスコミのフラッシュが焚かれる中で晄司が一人何かに挑むような表情で佇むビジュアルとなっている。全面を覆うほどの映画タイトル「おまえの罪を自白しろ」という、犯人からの脅迫に対して晄司が真っ向から対峙する構図になっており、物語の展開に期待が高まるものとなっている。
初となる中島と堤のタッグは、父子の関係でどのようなセッションを見せてくれるのだろうか?国家を揺るがす”罪”を前にした親子の奮闘をぜひ劇場で目撃したい。