新シーズン配信目前!「マンダロリアン」がSWファンから愛される理由は「正史に忠実」だから

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新シーズン配信目前!「マンダロリアン」がSWファンから愛される理由は「正史に忠実」だから

2019年にシーズン1、2020年にシーズン2が配信され、世界中で熱狂的に受け入れられた、ディズニープラスの実写オリジナルドラマシリーズ「マンダロリアン」。3月1日(水)から待望のシーズン3が配信開始される本シリーズについて、製作総指揮を務めるジョン・ファブローが「これまでの『スター・ウォーズ』シリーズ全作に敬意を払って制作したよ」と、ジョージ・ルーカスへのリスペクトを込め、“「スター・ウォーズ」らしさ”を最大限に尊重して作り上げたことを明かしている。

グローグーの愛らしさも人気爆発の一因!?
グローグーの愛らしさも人気爆発の一因!?[c]2023 Lucasfilm Ltd.

「マンダロリアン」の時代設定は『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の5年後。銀河帝国は崩壊したものの、帝国軍の残党や無法者たちがのさばる無秩序な世界で、孤高の賞金稼ぎマンダロリアンが、標的だったはずの“ザ・チャイルド”ことグローグーを助けてしまうことから始まる冒険が描かれる。劇中には主にエピソード4~6好きにはたまらないアイテムやシーンが満載で、SWらしさにあふれているが、これらはSWシリーズをこよなく愛する製作陣が、「もしもジョージ・ルーカスが今、続編を作るとしたら」という発想のもと、丁寧に作品を作り上げていることによるものだ。

【写真を見る】ライトセーバーを持つジェダイたちが登場!グローグーの過去が明かされる…?
【写真を見る】ライトセーバーを持つジェダイたちが登場!グローグーの過去が明かされる…?[c]2023 Lucasfilm Ltd.

ファン大興奮のSW感あふれる世界観を作り上げるにあたり、ファブローは「話の展開やキャラクターを作るときは、あらゆる角度から『スター・ウォーズ』シリーズを検証し模索したよ。描き方によっては、これまでの物語にも大きな影響を与えるからね」と、今まで紡がれてきたシリーズに忠実に描いたことを明かす。また、エピソード監督を務めるリック・ファミュイワも「本シリーズは正史に忠実であることを目指して制作している」と力強く断言。「僕自身にとっても、『スター・ウォーズ』は人生を形作った特別な作品なんだ。だから、そんな作品を生み出したジョージ・ルーカスを真似して、同じ大学で映画を学んだよ」と、ルーカスへのあふれんばかりのリスペクトを吐露した。製作陣の言葉は、本シリーズがSWファンによる、ファンのための作品であることを物語っている。

マンダロリアンの女性戦士であるボ=カターン・クライズ
マンダロリアンの女性戦士であるボ=カターン・クライズ[c]2023 Lucasfilm Ltd.

また本シリーズで製作総指揮とエピソード監督を務めているデイヴ・フィローニは、ファン人気の高い「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」「スター・ウォーズ 反乱者たち」を手掛けた人物。これらのアニメーションで登場していたアソーカ・タノ、ボ=カターン・クライズら重要キャラや、ダークセーバーなどの重要アイテムが絡んでくるのも、SWファンにはたまらないポイントだ。マンダロリアン役のペドロ・パスカルも「僕にとっては、こういう愛に包まれているものに参加することって、とても気が楽なことなんだ。なぜなら、この作品が最高の出来になると疑問の余地なく確信できるからさ。彼らの才能や『スター・ウォーズ』への知識だけでなく、ものすごい注意深さというフィルターを通して作られているからね」と、フィローニやファブローとの仕事について語っている。


そんな彼らの思いは作品の随所に現れ、本シリーズを見た世界中のファンに興奮と感動を与えている。配信後のSNSでは「とにかく観たいSWが濃縮されている」「正史の映画に並べても違和感がないくらい作りこまれてる」と大いに盛り上がりを見せた。いよいよスタートするシーズン3でも、これまで以上にファンの心をくすぐるような正史との繋がりがたくさん用意されていることが期待できそうだ。配信開始を楽しみに待ちたい!


文/編集部

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