永瀬廉、スネ夫の無茶振りでジャイアンのモノマネ披露!喜んだジャイアンから“心の友”認定で「うれしい!」と笑顔
映画「ドラえもん」シリーズ第42弾となる『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』の公開記念舞台挨拶が3月4日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、ゲスト声優を務める永瀬廉(King & Prince)、藤本美貴、堂山卓見監督が登壇。スネ夫の無茶振りによって、永瀬がジャイアンのモノマネを披露した。
テレビアニメ「ドラえもん」の演出を多く手掛ける堂山卓見が監督を務め、「コンフィデンスマンJP」シリーズや放送中のNHK大河ドラマ「どうする家康」の古沢良太が脚本を務める本作。空に浮かぶ理想郷であるパラダピアを舞台に、ドラえもんたちが大冒険を繰り広げる。
パーフェクトネコ型ロボットのソーニャ役で声優初挑戦を果たした永瀬は、「いま僕がドラえもんとセンターを割って立っていることに、すごく感動しています」とドラえもんとの登壇に感激しきり。永瀬も藤本も幼い頃から「ドラえもん」の大ファンだといい、永瀬は「一生の宝物」と本作について表現。「この先ずっと絶対に覚えていることやと思いますし、将来、自分の子どもができた時に『これ自分やで』と言わずに映画を観せて、気づくかというのをやってみたい。あとでネタバラシをする。喧嘩した時とかに観せて、尊敬してもらうとか。パパやでって。そういうドッキリをしてみたい」と将来に想いを馳せながら、「今回やらせていただいた経験が、この先に絶対に生きてくることもあると思う。大切ですばらしいものになった」としみじみと語った。パラダピアの学校の先生を演じた藤本も「自慢でしかない」とにっこり。夫で芸人の庄司智春や子どもたちも観てくれたそうで、「『やっぱりいい声をしているね』と言っていた」と愛妻家である夫の反応を紹介していた。
堂山監督は「みんなの“らしさ”をテーマにした映画。こんなにドラえもんたちのことを考える日々はなかったなというぐらい、毎日寝ても覚めても『ドラえもんってこういう表情をするのかな、のび太くんってこういうセリフを言うのかな』とずっと考えていた」と心血を注いだ制作過程を振り返った。アフレコ後の声と絵を合わせるのも大変な作業だというが、「今回は永瀬さん、藤本さんの美声を毎日聴いていて。何回聴いても耳が幸せ。苦じゃなかった」と2人の声を大絶賛。永瀬は「美声だなんて。そうなんですよとは言いづらい…」と大照れで、スネ夫から「顔もいいし、声もいいし、うらやましいよ」と声をかけられて大きな笑顔を見せていた。
またドラえもんたちから2人に質問をするひと幕もあった。しずかちゃんから「最近笑ったことは?」と問いかけられた永瀬は、「友だちとカラオケに行った。友だちのなかでドラえもんのモノマネがめっちゃうまい人がいる。その子が僕らの曲の『ichiban』をドラえもんの声で歌ってくれた。その横で僕はずっと踊っていた」と述懐。「僕は間接的にドラえもんのバックダンサーを務めた」と楽しそうに続けると周囲も大笑いだったが、悪ノリしたスネ夫が「永瀬さんは、ドラえもんのモノマネできないの?」と無茶振り。永瀬は「スネ夫くん…!」と突然のお願いにタジタジになりながら「ジャイアンならできます!」と告白し、「見たい」と期待した会場から拍手が上がった。
ドラえもんから「やってみる?似ていると思うよ」と背中を押され、永瀬は思いきって「おい、のび太!」とジャイアンのモノマネを披露。これにはドラえもんたちも「似てる!」と大興奮で、ジャイアンは「俺がめっちゃイケメンになったみたい」と声を弾ませつつ「パーフェクトだったし、俺様のモノマネをしてくれていることがうれしかった。心の友です!」と永瀬を親友認定。
永瀬は「うれしい!すごい!」と喜びながら、再び「おい、のび太!」とモノマネを繰り出していた。モノマネを「やることになると思わなかった。暑くなってきた」と苦笑いを見せた永瀬だが、先日行われた完成披露も楽しかったそうで「スネ夫くん、めっちゃツボ」とスネ夫のトークにどハマりしている様子。演じたソーニャのグッズを持った観客に「ありがとう」と手を振る場面もあり、たくさんの笑顔あふれる舞台挨拶となった。
取材・文/成田おり枝