アニメの祭典「クランチロール・アニメアワード2023」授賞式が日本初開催!フィン・ウルフハードが兄弟でカーペットを闊歩
全世界のアニメファンの投票により選出されたアニメ作品やキャラクター、クリエイターの功績を称えるグローバルなアニメの祭典「クランチロール・アニメアワード2023」の授賞式が3月4日にグランドプリンスホテル新高輪で開催され、クリエイターやアーティストなどアニメ界の著名人が集結。さらにNetflixの大ヒット・シリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のマイク役で知られるフィン・ウルフハード、ロバート・ロドリゲス監督ら豪華ゲストも駆けつけ、晴れやかな笑顔でオレンジカーペットを闊歩した。
200以上の国と地域でアニメやマンガを提供しているクランチロールは、ソニーグループ株式会社の傘下である、 米国に本社を置くソニー・ピクチャーズエンタテインメントと、 ソニー・ミュージックエンタテインメントの子会社であるアニプレックスの2社が独自に運営する合弁会社。第7回を迎えた今回の「クランチロール・アニメアワード」は、“アニメの聖地”である日本で初開催が実現した。司会は、声優の天城サリーとキャスター、タレントのジョン・カビラが務めた。
来日セレブリティがオレンジカーペットを歩き、イベントを盛り上げたこの日。フィン・ウルフハードは、1980年代の小さな町を舞台に少年少女たちが力を合わせて事件解決へ立ち向かうミステリー・アドベンチャー「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のマイク役で一躍スターダムを駆け上がり、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(17)で長編映画デビューを果たした注目の若手俳優。
今回のイベントには、俳優、声優として活躍する兄のニック・ウルフハードと参加。フィンは、カーペットでもニックのジャケットを整えたりと兄弟で仲睦まじい姿を披露。さわやかな笑顔でフラッシュを浴びていた。授賞式では最優秀ファンタジー作品賞のプレゼンターを2人で務め、フィンが「うちの家族では、『アニメを一緒に見る兄弟は、アニメの話をずっとして親を困らせる』という話をします」と口火を切り、ニックが「格言とは言わないけれど、真実なのは間違いないね。いつ聞かれてもおすすめ作品を語れます」と息ぴったりにコメント。さらにフィンは「クリエイターの皆さんは、どんなに奇想天外な話でも可能にしてしまう。だから僕たちはアニメが大好きなんです」とアニメ愛を語っていた。
『スパイキッズ』(01)や『デスペラード』(95)『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(96)などのロドリゲス監督や、「ベスト・キッド」シリーズの続編ドラマ「コブラ会」のジェイコブ・バートランド、プロレス団体「WWE」のスーパースター、ゼリーナ・ヴェガも来日。授賞式で最優秀監督賞のプレゼンターを務めたロドリゲス監督は、「なんてすばらしい空間なんでしょうか。ここにいる皆さんは、私や私の作品に影響を与えてくれた」とクリエイター陣に敬意を表していた。
プロアメリカンフットボール選手で、NFLのカンザスシティ・チーフスに所属するジュジュ・スミスシュスター、NFLのデトロイト・ライオンズに所属するエイダン・ハッチンソンも姿を見せ、ハッチンソンはドレスアップした恋人や家族とにぎやかにカーペットを歩いた。
作曲家、作詞家、編曲家の梶浦由記は、授賞式で『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌「炎(ほむら)」の特別パフォーマンスを披露して会場を盛り上げた。また「アニメが大好き」というホストで実業家のROLAND、女優の鈴木砂羽、乃木坂46の賀喜遥香も各賞のプレゼンターとして出席し、同イベントの日本初開催をお祝いしていた。
取材・文/成田おり枝