マッツ・ミケルセンにマイケル・ルーカー、ミリー・ボビー・ブラウンらが来阪!豪華海外スター参加の「大阪コミコン2023」がスタート
2016年から「東京コミコン」として毎年開催されてきたアメコミ、映画、ポップ・カルチャーの祭典が、「大阪コミックコンベンション 2023」(略称:大阪コミコン2023)として大阪で初開催。インテックス大阪が会場となり、初日の5月5日にはオープニングセレモニーが行われ、マイケル・ルーカーにマッツ・ミケルセン、ミーシャ・コリンズ、ミリー・ボビー・ブラウン、ヨーナス・スオタモ、ダニエル・ローガン、トム・スターリッジら豪華来日ゲストがステージに登壇。集結した大勢のファンによる歓声に迎えられた。
「東京コミコン」は、マーベル・コミックスの編集長を務め、スパイダーマンやアイアンマン、X-MEN、ブラック・ウィドウなど数多くのキャラクターを生み出してきた創造主、故スタン・リーと、アップル共同創業者の一人で“テクノロジーの父”と言われるスティーブ・ウォズニアックが立ち上げた「シリコンバレーコミコン」の姉妹イベントとして誕生。第1回の開催から毎年、海外の有名俳優や著名アーティストとのコミュニケーション、映画で使用されたプロップ(小道具)の展示&撮影、コスプレーヤー同士の交流の場などを設け、ポップ・カルチャーを愛する人々に熱狂と感動を届けてきた。
トップバッターで登場したのは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのヨンドゥ役などで人気のマイケル・ルーカー。「コンニチワ!アリガトウ!サヨウナラ!」と日本語で挨拶をし、「みなさん、お越しいただきありがとうございます。ゲストは私一人ではありません。ぜひ楽しんでいってください!」とイベントのスタートを盛り上げた。実はセレモニー前にもサプライズで観客席の前に姿を現しており、ムードメーカーで親しみやすい人柄であることがファンにも伝わったはずだ。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(17)や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(18)、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(19)でチューバッカを演じたヨーナス・スオタモも「名前はヨーナスです。オオサカ、イチバン!」と日本語で自己紹介。元バスケットボール選手で209cmという長身もあり、観客席からはどよめきの声が上がっていた。
「スーパーナチュラル」のカスティエル役でお馴染みのミーシャ・コリンズも「ワクワクしていますか?良い週末を過ごしましょう」と続くと、Netflixのドラマシリーズ「サンドマン」で主演を務めるトム・スターリッジは少し照れながら「うれしいです!」とコメント。毎回のように東京コミコンに参加してきた、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(02)での幼少期のボバ・フェット役で知られるダニエル・ローガンも慣れた様子で「コンニチワー!オオサカ、ダイスキ!アリガトウ!」と流暢な日本語を披露し、会場のボルテージをMAXに。
そして、ひと際大きな歓声と共に現れたのが、“北欧の至宝”と称され、最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(6月30日公開)が控えるマッツ・ミケルセン。「日本に戻って来られてうれしいです!」と大阪コミコンに参加した喜びを言葉にすると、「フードも楽しんでいきたいです(笑)」とグルメにも興味を示している様子だった。
さらに、現在までに4シーズンが配信されているNetflixの人気ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で主人公のイレブン役を務めるミリー・ボビー・ブラウンが登壇。「ありがとうございます」と控えめに挨拶をすると、観客席からは「かわいい!」の声が。マーベル・コミックスの編集長、C.B.セブルスキーは「マイドー!モウカリマッカ?」とローガンに続いて流暢な日本語でコメントし、「西宮に住んでいるので大坂コミコンが開催されて興奮しています」と説明した。
このほか、メインMCを務めるよしもとアメコミ好き芸人チームのアメコミリーグにPR大使として参加するNMB48の選抜チーム、アンバサダーの速水もこみちも登場。3000体以上のアメコミ・フィギュアを所持しているという速水は、「初の大阪開催ということで、いままでと違った形で盛り上がると思います。とにかく、見どころ満載です。みなさんぜひ、3日間一緒に盛り上げて行きましょう!」とコメントし、大阪コミコンへの高い期待に胸を膨らませている。
セレモニーの最後は昨年11月に開催された「東京コミコン2022」と同じく、鏡開きを登壇者全員で実施。記念撮影も行われ、大盛り上がりの中で大阪コミコン2023がスタートした。5月7日(日)までの3日間、来場した人たちには思う存分にイベントを楽しんでほしい。
取材・文/平尾嘉浩