『渇水』主演の生田斗真は「ゴリゴリの雨男」!完成披露舞台挨拶にキャストが集結

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『渇水』主演の生田斗真は「ゴリゴリの雨男」!完成披露舞台挨拶にキャストが集結

第103回芥川賞候補となり注目を浴びた河林満による小説を原作にした映画『渇水』(6月2日公開)の完成披露舞台挨拶が11日に都内で行われ、主演の生田斗真、共演の門脇麦、磯村勇斗、尾野真千子、山﨑七海、柚穂、高橋正弥監督、そして企画プロデュースを務めた白石和彌が参加。生田は現行犯で“雨男”に認定されてしまった。

生田斗真は雨男!?
生田斗真は雨男!?

日照り続きの夏、市の水道局に勤める岩切俊作(生田)は、来る日も来る日も水道料金が滞納する家庭を訪ね、水道を停めて回っていた。県内全域で給水制限が発令されるなか、岩切は2人きりで家に取り残された幼い姉妹と出会う。

物語は日照り続きという設定だが、生田は「撮影中はずっと雨だった」と振り返り「さっきも舞台袖でみんなから『雨の原因は生田ではないか?』と詰められた」とションボリ。しかもこの日も午後から雷雨だったこともあり「凄いですね、持ってる!」(磯村)、「本物だね…」(尾野)と“雨男認定”を受けてしまい、生田は「公開は6月2日ですよね?…雨降るぞ、気をつけろ!」と予告していた。

雨続きで撮影も中断するなか、山﨑と柚穂は晴天を願っててるてる坊主を高橋監督にプレゼントしたという。生田は柚穂が手に持ったそのてるてる坊主を見ながら「そうか~。2人が撮影できるようにと監督のために作ったんだ」と感動しながらも「なんかごめんね。雨男パワーがゴリゴリに勝っちゃって。申し訳ない」と平謝り。この舞台挨拶が終わる頃には雨は止み、綺麗な夜空が顔を見せていた。

『渇水』は6月2日(金)公開
『渇水』は6月2日(金)公開


プロデュース初挑戦の白石は「高橋さんの書かれた脚本がすばらしく、自分としてもこの作品を世のなかに出してどんな感想をもらえるのか見てみたいという強い思いがあった。この作品が映画化される一歩でもお手伝いができればと」と思いもひとしお。1990年に書かれた小説を題材に選んだ理由について高橋監督は「バブルの裏で格差社会や貧困問題を描いた小説があり、30年経った現在も格差社会や貧困がなくなっていないことに深い想いを抱いたから」などと理由を明かしていた。

企画プロデュースの白石和彌
企画プロデュースの白石和彌

※高橋正弥監督の「高」は「はしご高」が正式表記

取材・文/石井 隼人

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