美しき漆黒ヘアのエマ・ストーン!ヨルゴス・ランティモス監督最新作『哀れなるものたち』2023年日本公開決定
アカデミー賞10ノミネート、全世界で大ヒットを記録した『女王陛下のお気に入り』(18)のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再集結した『哀れなるものたち』が2023年に公開される。このたび本作の予告映像、場面写真が解禁となった。
日本でも2008年に翻訳された、スコットランドの作家アラスター・グレイ著の傑作ゴシック奇譚「哀れなるものたち」を原作とする本作。ランティモス監督がメガホンをとり、風変わりな天才外科医ゴドウィン・バクスターの手によって死から蘇った若き女性ベラの大陸横断の冒険を描く。ランティモス監督の『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたストーンが主人公のベラ役を務めるほか、今回はプロデューサーとしても作品にかかわっている。また、天才外科医のゴドウィン・バクスターをウィレム・デフォー、ベラとともに大陸横断の冒険の旅に出るダンカンをマーク・ラファロが演じている。
今回解禁となったティーザー予告映像は、美しくも独特な色合いの世界観が広がり、刺激的なカットの数々に心躍る仕上がりのもの。不思議なダンス、斬新なカメラアングルといったランティモス作品の定番は見えつつも、これまでにない壮大かつ奇天烈なビジュアルが、想像を超えるファンタジーワールドを予感させている。
また、あわせて場面写真にはいつものジンジャーヘアを封印し、漆黒ヘアへ変貌した、いまだかつてない美しいストーンの姿が切り取られている。デフォー演じる天才外科医ゴドウィンの表情も印象的で、観る者を幻惑へと誘う、魅力的な世界への旅路がいまから待ちきれない。
ランティモス監督、ストーンと豪華キャストが織りなす未知の驚きに満ちた冒険とはどのようなものなのだろうか?本作の公開を楽しみに待ちたい。
文/鈴木レイヤ