是枝裕和監督がカンヌ国際映画祭オープニングイベントに登場!『怪物』公式上映は日本時間の今日深夜
現地時間5月16日に開幕した第76回カンヌ国際映画祭のオープニングレッドカーペットに、コンペティション部門に出品されている『怪物』(6月2日公開)から是枝裕和監督が参加。ネイビーのプラダのタキシードに身を包んだ是枝監督は、集まった一般客やマスコミからの「コレ・エダー」との声援に笑顔で手を振っていた。
2年連続7度目のカンヌ国際映画祭コンペティション部門参加となる是枝監督。これまで『誰も知らない』(04)で主演の柳楽優弥が男優賞を受賞し、『そして父になる』(13)では審査員賞を受賞。『万引き家族』(18)では日本映画として21年ぶりに最高賞のパルムドールを獲得。昨年の『ベイビー・ブローカー』(22)ではエキュメニカル審査員賞に加え、ソン・ガンホが男優賞を受賞する2冠に輝いている。
『怪物』の公式上映は、現地時間5月17日の夜(日本時間18日深夜)に行われる。上映前のレッドカーペットには、是枝監督のほか、安藤サクラと永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、そして脚本の坂元裕二が参加。公式上映後に行われる日本メディア向けの囲み取材や、現地時間5月18日(木)に行われるフォトコールと記者会見の模様など、随時現地からレポートが届けられる予定となっている。
今年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門の審査員長を務めるのは、昨年『逆転のトライアングル』(22)で2度目のパルムドールを獲得し、第95回アカデミー賞監督賞にもノミネートされたリューベン・オストルンド監督。コンペティション部門選出の21作品のなかから各賞が発表される授賞式は、現地時間5月27日(土)に行われる。『怪物』から届けられる吉報に期待したい!
文/久保田 和馬
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