ハリソン・フォードが名誉パルム・ドール受賞に感涙！カンヌ国際映画祭にて『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』がついにお披露目

映画界の巨匠スティーブン・スピルバーグ監督と「スター・ウォーズ」シリーズのルーカスフィルムがタッグを組み、ハリソン・フォードが主演を務めた大人気アドベンチャー・シリーズ「インディ・ジョーンズ」。その全世界待望となる最新作にして、フォードがインディ・ジョーンズを演じる最後の作品となる『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が６月30日(金)に公開となる。本作のワールドプレミアが、第76回カンヌ国際映画祭にて開催。インディを演じるフォードら豪華キャスト、スタッフ陣が会場に駆けつけ、フォードには名誉パルム・ドールが贈られた。

考古学者にして冒険家の主人公インディ・ジョーンズが秘宝を求めて世界中を飛び回るアドベンチャーシリーズ最新作となる本作。カンヌ国際映画祭での今シリーズの上映は、前作の『インディ・ジョーンズ　クリスタル・スカルの王国』(08)以来2度目。人類の歴史を変える力を持つ秘宝を巡り、ジョーンズは因縁の宿敵、元ナチスの科学者フォラーと争奪戦を繰り広げる。

プレミア上映に先駆けて行われたレッドカーペットイベントに世界中のメディアが詰めかけるなか、主演のフォードが登場すると、40年以上にわたってインディを演じ続けてきた彼を称えるように、会場からは割れんばかりの歓声や拍手が巻き起こった。さらに、本作でジョーンズと行動をともにするヘレナ役のフィービー・ウォーラー＝ブリッジ、ジョーンズが対峙することとなる宿敵フォラー役マッツ・ミケルセンら豪華キャストが登場。スティーブン・スピルバーグから監督を引き継いだジェームズ・マンゴールドら制作陣が肩を並べ、最新作お披露目の日を盛大に祝福した。

上映に先立ち、長年インディを始め数々のキャラクターを演じてきたフォードに、長年の功績を称えて名誉パルム・ドールがサプライズ授与された。これは昨年のカンヌ国際映画祭で『トップガン マーヴェリック』(20)のトム・クルーズも受賞していた賞で、今年受賞となったフォードも感極まって涙するなど、大きな喜びを噛み締めていた。フォードは「本当にありがとうございます。とても感動しています。私は今、自分の人生の走馬灯を見ました。私の人生の大部分、いや、人生の全ては、私の美しい妻に支えられてきました。彼女は私の情熱と夢を応援してくれています。また、ジェームズ・マンゴールド監督やウォーラー＝ブリッジ、そしてマッツ・ミケルセンのようなアーティストと仕事をする機会があることに、とても感謝しています。この名誉に深く感動し、身の引き締まる思いです。この場をお借りして、改めてお礼を言わせてください。この偉大な栄誉に」と、共演者や監督、そして彼のキャリアを支え続ける家族への感謝を語った。

ハリウッドを代表する名優たちと、マンゴールド監督が贈るインディ・ジョーンズ最後の冒険はどのような興奮を届けてくれるのだろうか？6月に公開される新たな「インディ・ジョーンズ」を楽しみに待ちたい。

文/鈴木レイヤ