中村獅童親子から栗山英樹監督、BE:FIRSTのLEOまで!『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』日本最速試写会に豪華ゲストが登壇!
「スパイダーマン」の長編アニメーション映画最新作『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(6月16日公開)の日本最速試写会レッドカーペットイベントが 6月5日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催。ゲストとして、アンミカ、栗山英樹(侍ジャパン 前監督)、佐藤景瑚(JO1)、てつや(東海オンエア)、中村獅童・小川陽喜親子、花村想太(Da-iCE)、 Mrs. GREEN APPLE、観月ありさ、吉田沙保里、LEO(BE:FIRST)が登壇した。
本作は「スパイダーマン」映画シリーズ初の快挙となるアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』(18)の続編。マルチバースを自由に行き来できるようになった世界で、スパイダーマンを継承した高校生のマイルス・モラレスは、前作でともに戦ったグウェン・ステイシーと再会し、様々なバースから選び抜かれたスパイダーマンたちが集う“マルチバースの中心”へとたどり着く。そこでマイルスが目にしたのは、愛する人と世界を同時には救えないという、かつてのスパイダーマンたちが受け入れてきた悲しき運命だった。
ゲスト陣は上映スクリーンまでの道のりに敷かれたレッドカーペットに登場し、それぞれが熱いコメントを寄せた。最初にレッドカーペットに駆けつけたのは、レスリングのオリンピック金メダリストである吉田。“日本最速”と謳われた本試写会について、現役時代の得意技が超高速タックルだった吉田は「なによりも最速というのが最⾼!気持ちいい!」と、興奮気味に語る。仮にスパイダーマンと勝負したら?という質問に対しては「いい勝負じゃないですかね?(飛んでくる)糸を『テイッ!』としてからの高速タックルですかね!」と勝負に自信をのぞかせた。
続いて登場したのはBE:FIRSTのLEO。マーベル大好きだと公言しているLEOは、今日のために身につけてきたというスワロフスキーのスパイダーマンのワンポイントアクセサリーを手首から覗かせ「こっそりと忍ばせてきた」と告白。スパイダーマンについては「自分のなかでは心の距離が一番近いというか、自分の人生に置き換えやすいと言いますか。そういうところが、僕はスパイダーマンの大好きなところですね」と想いを寄せた。
この春、侍ジャパンを世界一に導いた栗山監督も、自身初となるレッドカーペットに登壇。レッドカーペットの感触について「僕らはやっぱり土の上がいいかな!?」と笑顔を見せる。「自分のことよりも誰かのためにというのは、まさにサムライ魂なので、その想いをまた、今日しっかりと感動しながら見させてもらいます」と期待を寄せる。さらに、本作で主⼈公が「愛する⼈を救うか、世界を救うか」というスパイダーマンの運命に翻弄されることについて、ご自身ならどちらを選択するか?と尋ねられると「僕だけ“二刀流”を許してもらえます?」とユーモアを交えて答えた。
マーベルの大ファンであるDa-iCEの花村は、スパイダーマンは「自分がどっぷり主⼈公になっていくような感覚になる」ところが魅⼒だと言及。「悩んだりとか、弱いところを見せたりとかもするんですけど、自分が子どものころ、経験したような葛藤みたいなのもしっかりと描かれているので。若いころに観て“道しるべ”として進んで⾏ってくれるのがいいなと思います」と述べた。
観月はシックな白のパンツルックで登場。ファッションのポイントについて尋ねると「肩のちょっと変わったデザイン。メンズライクなパンツスーツだけど、女性らしさを意識」と答えてくれた。また、これまでの「スパイダーマン」シリーズのお気に入りのポイントについては「世界観がとにかく可愛くて、少年が特殊な能力を得て、いろんな試行錯誤したり、くじけながらも世界を平和にしていく、人のためにいろいろ頑張って守っていくっていうところが、とても心を打たれる」と語った。
過去のテレビ番組でスパイダーマンのコスプレを披露するほど、スパイダーマン好きとしても知られるJO1 の佐藤は登場後、早速スパイダーマンお馴染みのポーズを披露。コスプレをするのはスパイダーマンになりたいから?と尋ねられると「実は僕、スパイダーマンは友達なんです」「今度写真撮って来ましょうか︖」と仰天の発⾔も飛び出した。もしスパイダーマンになれたら?という質問には「やっぱり人助けですよね。壁登ったり、やりたい!」と願望を吐露した。
スパイダーマンの⼤ファンを公言する中村獅童と⼩川陽喜親子も揃って登場。スパイダーマンスーツを着用した⼩川は登場後に早速、まるで歌舞伎のように蜘蛛の糸を投げて堂々とスパイダーマンポーズをキメた。スーツは「パパからもらいました」と獅童の英才教育がばっちりなことも判明。これまで何度も自身がスパイダーマンのコスプレで映画イベントに登壇してきた獅童は「今日から陽喜に譲ろうかな」「陽喜が2代目として襲名する運びとになりました」と満面の笑みを浮かべる一幕も。
大人気バンドMrs. GREEN APPLEは初めて歩く映画のレッドカーペットについて「緊張しました」と率直な感想を述べながらも、3人揃ってスパイダーマンポーズをばっちり決める。もともとマーベル好きな大森が絶対に観てほしいとお願いしたことで、3人で映画を観に行くようになったとのこと。「前作でグウェンがすごく大好きになったんですけども、今回はストーリーに中心人物として登場するみたいなので、どんな活躍をしてくれるのか注目しています」「年齢が僕らと近い。等身大なのが魅力」と改めて本作への熱い期待を込めた。
YouTuber、東海オンエアのてつやは、本作で公式サポーターに就任したことについて「スパイダーマンに認められたみたいな気持ちになって、めちゃくちゃうれしかったです」とコメント。これまでの歴代スパイダーマンとは違い「初めて運命に対して抗うということで、僕がいままで憧れてきたスパイダーマンが新しい局面を迎える。これから、僕の人生にどんな影響を与えてくれるのか、世界のみんなにどんな影響を与えるのかが、すごく楽しみです」と期待を寄せた。
イベントのトリを飾ったのは、目にも艶やかな黄緑色の衣装を身にまとい、夫婦で登場したアンミカ。スパイダーマンの“推し”ポイントについてアンミカは「若い子がいろいろと自分の成長に葛藤しながらも、自分の求める愛と世界平和は同時に手に入れられない、というヤングの成長物語のなかに悲哀というもののバランスがあるという。姉さんは見ていて『ここは踏ん張りどころ!』とか、『ここは勇気を持って!』って思いながらもぶち当たっていく成長物語を見守るみたいなところが好きですね」と、流暢な関西弁で、通販番組さながらにスパイダーマンの魅力を披露した。あらゆるジャンルのバースから、第一線で活躍する著名⼈たちが、熱い夜を盛り上げた本イベントは、大盛況のなか、幕を閉じた。
文/山崎伸子