菅田将暉、「なずなはエロい」。男性陣に絶賛され、広瀬すずも思わずニッコリ
岩井俊二原作の傑作青春ラブストーリーを、「魔法少女まどか☆マギカ」シリーズの新房昭之が総監督を、『モテキ』(11)の大根仁が脚本を務めアニメ映画化した『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(8月18日公開)。都内で行われた本作の製作報告会見には、ヒロイン・及川なずな役の広瀬すずと、なずなに密かな想いを寄せる島田典道役の菅田将暉をはじめ、宮野真守、松たか子、原作の岩井俊二、プロデューサーの川村元気が登壇した。
本作で『バケモノの子』(15)以来となる声優での映画出演を果たした広瀬は、「アニメーションなのに実写みたいな脚本だったので、自然に世界観に入り込めました。声の演技は2度目だったので(前回よりも)楽しんで臨めました」と、緊張しながらも演技を楽しむ余裕ができたことを報告。一方、アニメーションの声の仕事が初となる菅田は、「緊張しました。アフレコ自体は仮面ライダーでやったことはあるのですが、“ハッ”とか、“ヤー”とかっていう必殺技の声だったので…(笑)。言葉の一音一音で心の動きを表現するのは難しかったですね」と、会場の笑いを誘いながら思いを語り、アフレコ現場の和気あいあいとした様子を伝えた。
そんな気になる本作の製作状況について司会者から尋ねられた川村プロデューサーは、「当初は完成報告会見を予定していたのですが、シャフトという素晴らしい制作会社は遅れることで有名で…(笑)、現在、細部まで粘りに粘っていただいています」と現状を報告。ゆえに、ラッシュ(製作途中の映像)を鑑賞したという広瀬は、「心がくすぐったくなった。(完成版を)いち視聴者として観られるドキドキやワクワクを感じました」と話し、また菅田は「不思議でした。僕らの声に合わせてアニメを作っていただけるんだと。自分の声については、慣れてないからか、まともに聴けなかったです」と苦笑い。
さらに会場では、本作の配給が早くも世界110の国と地域で決定したことを発表。それには広瀬も、「ほんとにすごいですね」と驚きを隠せず、菅田も「よくわからないですけど、100ってすごい。アニメーションだからこそ国境を超えたのかな」と率直な感想を話した。
映画の見どころについては、男性陣だけでなく登壇者全員が“なずな推し”で盛り上がった会場。その、かわいくて(岩井談)、セクシーで(宮野談)、エロい(菅田談)というなずなにますます期待が高まるが、劇場公開まで待てない方はまず最新の予告編(https://youtube/YUvXV_i-42c)をチェックしてみて。【取材・文/トライワークス】