不穏な空気が漂う…『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』日本版本予告&US版ポスター

映画ニュース

不穏な空気が漂う…『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』日本版本予告&US版ポスター

全世界で20億冊以上出版され、「世界一売れた作家」と認定された“ミステリーの女王”アガサ・クリスティによる“名探偵ポアロ”シリーズを映画化する『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』(9月15日公開)。このたび、本作より日本版本予告とUS版ポスターが解禁となった。

“名探偵ポアロ“シリーズのなかでも隠れた名作とされる「ハロウィーン・パーティ」を、アカデミー賞脚本賞受賞歴を持つケネス・ブラナーの監督、製作、主演で実写化する。事件の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送る名探偵エルキュール・ポアロ(ブラナー)は、「私は死者の声を話せます」と断言する霊能者(ミシェル・ヨー)による“超常現象”の謎を解き明かすため、子供の霊が出現するという屋敷で開催される降霊会に参加する。

今回解禁されたのは、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(22)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したヨー演じる霊能者の不気味な存在感が際立つ予告映像。招待客の一人が“人間には不可能”な方法で殺害され、ポアロは邪悪な迷宮へと誘われていく。異常事態におびえる一方で、なにかを隠しているかのような表情を見せる容疑者たち。犯人が実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑いつつも「合理的な答えが必ずある」、「殺人犯はこの中にいる」とポアロは解決を試みる。少女に話しかけるポアロに、付近の女性が怪訝な顔で「誰と話してるの?」と尋ねると、次の瞬間少女が元々存在していなかったように姿を消しているという場面もあり、終始不穏な空気の漂う映像となった。

あわせて解禁となったUSポスターには「この殺人事件の犯人は―人間か、亡霊か。」という意味深なコピーが。その周囲を囲むようにポアロら登場人物の表情が蝋燭に光に照らされて浮かび上がっている。


『オリエント急行殺人事件』(17)、『ナイル殺人事件』(20)と続いてきたシリーズ第3弾となる本作ではどのような真実が待ち受けているのだろうか?“殺人事件”か“超常現象”かさえもわからない迷宮ミステリーをぜひ劇場で体験したい。

文/鈴木レイヤ

関連作品