『IT/イット』の怪優が“CGなし”で最恐のモンスターに…デメテル号の船員を襲うドラキュラの姿を入手!

映画ニュース

『IT/イット』の怪優が“CGなし”で最恐のモンスターに…デメテル号の船員を襲うドラキュラの姿を入手!

吸血鬼映画の原点として、これまで幾度となく映像化されてきたブラム・ストーカーの名作小説「吸血鬼ドラキュラ」。そのなかでも“本当に恐ろしい”と評される第7章を初めて映画化した『ドラキュラ/デメテル号最期の航海』が9月8日(金)より公開される。このたびMOVIE WALKER PRESSでは、本作に登場する最恐のクラシックモンスター“ドラキュラ伯爵”の衝撃的な姿をキャッチした。

『ジェーン・ドウの解剖』(16)や『スケアリーストーリーズ 怖い本』(19)で知られるホラー映画界の鬼才アンドレ・ウーヴレダル監督がメガホンをとった本作。ルーマニアのカルパチア地方から英国のロンドンまで、謎めいた50個の無記名の木箱を運ぶためにチャーターされたデメテル号。洋上で毎夜のように不可解な出来事に遭遇するこの船の船長の公開日記に記された、およそ1か月におよぶ無慈悲な存在との対峙が描かれていく。

これまで様々なホラー映画でクリーチャーを演じてきたハビエル・ボテットが演じている
これまで様々なホラー映画でクリーチャーを演じてきたハビエル・ボテットが演じている[c]2023 Universal Studios and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.

本作でドラキュラ伯爵を演じているのは、数々のホラー映画でスーパーナチュラルな存在を演じてきたハビエル・ボテット。「REC/レック」シリーズの悪魔憑きの少女メディロスや『死霊館 エンフィールド事件』(16)の長身の幽霊“へそ曲がり男”、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(18)の全身の皮膚がただれたホーボーなど、いまやホラー映画に欠かせない存在となっているクリーチャーパフォーマーだ。

【写真を見る】逃げ場のない船上で、ドラキュラが船員を血祭りに…怖すぎるその全貌をキャッチ
【写真を見る】逃げ場のない船上で、ドラキュラが船員を血祭りに…怖すぎるその全貌をキャッチ[c]2023 Universal Studios and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.

マルファン症候群という先天的な難病を抱えるボテットは、2メートル4センチという長身と極端に痩せ細った体、そして長細い手足を活かし、CGでは表現できない生々しさを体現。そして2度のアカデミー賞ノミネート歴のあるメイクアップアーティストのヨーラン・ルンドストルムが“見ていて本当に怖い”クリーチャーを作りあげることを目指してデザインした特殊メイクによって、従来の紳士的なドラキュラ像とは一線を画す凶暴で攻撃的なドラキュラが完成した。


一度見たら脳裏から離れない…強烈なインパクトをスクリーンで味わう!
一度見たら脳裏から離れない…強烈なインパクトをスクリーンで味わう![c]2023 Universal Studios and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.

ウーヴレダル監督とは2度目のタッグとなったボテットは「この15年間、数々のモンスターを演じてきましたが、キャリアのなかでずっとやり残していたクラシックモンスターは“ドラキュラ”でした」と、これが念願の役どころであったことを告白。はたしてボテットはどれほど恐ろしいドラキュラとして現れ、デメテル号の乗組員たちに襲い掛かるのか。一度観たら脳裏から離れないそのおぞましい姿を、是非ともスクリーンで目撃してほしい。

文/久保田 和馬