“一虎役”村上虹郎が『東京リベンジャーズ』舞台挨拶に初登壇!「今日という日は奇跡」

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“一虎役”村上虹郎が『東京リベンジャーズ』舞台挨拶に初登壇!「今日という日は奇跡」

6月30日に公開され、観客動員172万人、興行収入22.7億円を突破。4月に公開された前編『-運命-』と合わせて前後編の累計興収50億円突破が目前に迫っている『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』(公開中)。本作の「大ヒット御礼!シリーズ完結!ファイナルラン舞台挨拶」が30日に新宿ピカデリーにて開催。北村匠海と吉沢亮、そして村上虹郎が登壇した。

公開から2か月が経ち、村上虹郎が北村匠海&吉沢亮と一緒に舞台挨拶に
公開から2か月が経ち、村上虹郎が北村匠海&吉沢亮と一緒に舞台挨拶に

3月に休養を発表して以降初の公の場となった村上は、「東京リベンジャーズ」関連での舞台挨拶もこの日が初めて。タケミチ役の北村は冒頭の挨拶で「仲間が帰ってきました!」と喜びをあらわにし、一虎役の村上の「ただいま!」の声に会場に集まった大勢のファンからは「おかえり!」の声が巻き起こった。

そして「どうにかして『東京リベンジャーズ』の舞台挨拶に参加できればと事務所の人たちと何度も話していました」と明かす村上は「最悪一人でもいいと思っていたのですが、こうしてお2人も来てくれて、本当にありがたい気持ちです。久々のメディアで久々の人前ということで緊張する部分もありますけど、おかげでとてもやりやすいですね」と語る。会場のしんみりとした雰囲気を察し、「元気系で行った方がいいですか?」と場を和ませようと気を配る村上に、北村は「今日は何も気にするな」と優しく声をかけていた。

【写真を見る】北村匠海「仲間が帰ってきました!」村上虹郎の「ただいま!」に会場全体から声援
【写真を見る】北村匠海「仲間が帰ってきました!」村上虹郎の「ただいま!」に会場全体から声援

これまで何度も舞台挨拶に立ってきた北村は、こうして村上と同じ場所に立てたことについて「いつか一緒にこの作品で舞台に立てればと思っていました。僕が17歳の時から虹郎とは一緒に頑張ってきて、自分の主演する映画に虹郎が出てくれたこと自体がそもそも感慨深いこと。改めていま、自分の横に虹郎がいてくれるのはとてもうれしいです」と喜びを噛み締める。

またマイキー役の吉沢も「虹郎が演じた一虎とのバチバチしたシーンが現場ではメインだったので、ようやくそういう話ができる」と微笑み、「現場では虹郎とアクションや感情をぶつけ合っていたので負けられないという思いもあった。制御できていないところもあったけど、それを全部虹郎が受け止めてくれました。僕が虹郎に対して信頼していたから成立したと思っていて、本当に感謝しています」と伝えた。

一方、村上は2人との共演について「タケミチは原作よりカッコ良すぎるなじゃないかと思うんですよね…(笑)」とユーモアたっぷりに語り、「マイキーはカッコ良くないといけないのですが、“ざわりょう氏”はそれを圧倒的に超えてくるんです。普段のオフ感とマイキーのオン感の差が激しすぎてビックリします」と絶賛。思いがけない“ざわりょう氏”呼びにキョトンとしていた吉沢は、「普段からマイキーでいるわけにはいかないんでね」と笑いを誘った。


北村&吉沢との撮影現場での思い出を語った村上虹郎
北村&吉沢との撮影現場での思い出を語った村上虹郎

さらに「半年ほどほとんど映画を観ていないデトックス期間だったので、新鮮な気持ちで作品を観ることができました」と明かす村上。この日のイベントが全国300館で同時生中継されていることを聞かされ「300館ってすごいですね…」と感無量の表情を浮かべ、「本当にありがたいです。本当に沁みるんです。久々にこういうところにいるので、目の前に人がきてくれている状態にうわあってなります」と涙を堪えながら語る。

そして「僕の半年間、停滞していたというか迷走していたというか、時には暗い時間もあったのですが、その時の自分の状態から考えると、今日という日は奇跡的。この日が来るかわからなかったけれど、こういう日も来るんだなと。本当にみなさんのおかげです」と力強く感謝を述べ、会場からあたたかな拍手が贈られていた。

取材・文/久保田 和馬

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