ウォッカ役の立木文彦、ジンへの愛があふれすぎてアフレコNG!『名探偵コナン』イベント初参戦の三石琴乃の暴露に会場大盛り上がり|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ウォッカ役の立木文彦、ジンへの愛があふれすぎてアフレコNG!『名探偵コナン』イベント初参戦の三石琴乃の暴露に会場大盛り上がり

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ウォッカ役の立木文彦、ジンへの愛があふれすぎてアフレコNG!『名探偵コナン』イベント初参戦の三石琴乃の暴露に会場大盛り上がり

26作目にしてシリーズ歴代ナンバーワンの成績を記録し、いまもなお全国の劇場でロングラン上映を続けている『名探偵コナン 黒鉄の魚影』。本作のメインキャラクターでもある“黒ずくめの組織”になぞらえて、9月6日に“黒(96)の日”舞台挨拶が開催され、高山みなみ(江戸川コナン役)、林原めぐみ(灰原哀役)、堀之紀(ジン役)、立木文彦(ウォッカ役)、小山茉美(ベルモット役)、古谷徹(バーボン/安室透/降谷零役)、三石琴乃(キール/本堂瑛海役)が登壇した。

観客動員数966万人、興行収入136億円を突破し、シリーズ歴代記録を大きく更新!“黒(96)の日”舞台挨拶が開催された
観客動員数966万人、興行収入136億円を突破し、シリーズ歴代記録を大きく更新!“黒(96)の日”舞台挨拶が開催された

東京、八丈島近海に建設された世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設“パシフィック・ブイ”を舞台に、コナンや灰原哀が、とある技術をめぐる陰謀に立ち向かう姿を描く本作。公開初日の4月14日から9月3日までの143日間で、観客動員数966万人、興行収入136億円を突破し、シリーズ歴代記録を大きく更新した。

コナンくんと高山みなみ、息ぴったり
コナンくんと高山みなみ、息ぴったり

高山は「こんなに長くやれるとは思っていなかった」とロングラン上映に驚き、「なにもかもが新鮮すぎちゃってなんとも言えない。たくさんの皆さんにご覧いただけているということが、本当にうれしいです」と感謝しきり。数字の実感は「ない」というが「目指せ(観客動員)1000万人?キリがいいほうがいい。あと130億の13という数字があまり好きじゃない。黒の人たちのイメージがあるので、14にしたい。このまま年末までやっちゃうかも」と茶目っ気たっぷりにさらなる上映を願い、拍手を浴びた。「『ゼロの執行人』の時に、ネット上で『安室透を100億の男に』という声が上がりまして。それ以来、念願に思っておりました」と切りだした古谷は、「ついに皆さんのおかげで、100億どころか、130億円を超えた。次は安室透が200億円を目指します!」と宣言して会場を盛り上げていた。

堀之紀、「会いたかったぜシェリー」と渋い声を響かせた
堀之紀、「会いたかったぜシェリー」と渋い声を響かせた

それぞれがキャラクターへの想いを明かし、イベントを沸かせたこの日。堀は「ジンは『会いたかったぜ、シェリー』と言うんです。あれを最初に言ったのは、ハイドシティホテルの屋上でのこと。またジンはバカなので、ポエミーなセリフをしゃべっているうちにコナンくんに麻酔銃で撃たれちゃう」とジンのツッコミどころのある行動について触れ、会場も大爆笑。「今回も『会いたかったぜ』と言うことになるので、『どういう言い方をしたのかな』と以前のものを見直して勉強しました」と役作りについて語った。

「キール、好き?」と突っ込まれた立木文彦
「キール、好き?」と突っ込まれた立木文彦

立木は「いままでは『やりましたぜ、兄貴』など一言でシンプルに片付けることが多かった」とジンを慕うウォッカの特徴をあげながら、「今回の台本を見ると、結構しゃべっている。いままでの感じではできないなと。核心を突くようなことも言ったりするので、皆さんの想像を膨らませるような言い方をできるだけしました」とアフレコを述懐。すると高山が「ちょっと聞きたいことがあるんです」と様子を伺いながら、「キール、好き?」と発言し、これには立木も「ここに来て、そういうものが表れましたね」と照れ笑い。キール役の三石は「コナンのイベント初出場の三石琴乃です!」と挨拶しつつ、「アフレコは、ジンとウォッカ、キールの3人で録ったんです。ウォッカが『兄貴、やっと来てくれた』というセリフがあったんですが、(立木の演技から)本番で愛があふれすぎちゃって。『兄貴ー!』“カッコ、ハート”みたいな感じになって。ジンのことがすごい好きなんだ!と思って。ハートが見えました。それで録り直しになったんですもんね」とNGが出るほどジンへの愛情がダダ漏れだったことを暴露し、「思わず出ちゃうんだね」と立木と会場を笑わせていた。

小山茉美の妄想に、周囲も大爆笑
小山茉美の妄想に、周囲も大爆笑

ミステリアスなベルモットを演じる小山は、「ベルモットはあまりにも秘密が多い。必ず単独行動をするし、赤い血ではなく、青い血でも流れていそうなクールな感じ」と役柄を分析。「(原作者の)青山(剛昌)先生にお目にかかったら、秘密を一つでも教えてもらおうと思っていた。その後、久しぶりにお会いできまして『先生!私の秘密、教えてください!』と言ったら、青山先生は『小山さん。以前、お話していますよ』って。まったく覚えていない」と告白した。


哀ちゃんと笑顔を見せ合った林原めぐみ
哀ちゃんと笑顔を見せ合った林原めぐみ

「ごめんなさい!覚えていません!教えてください!と、教えてもらっちゃったの。でもね、『A secret makes a woman woman』。私だけの秘密。誰にも教えてあげないわ」とベルモットの名セリフを披露しながら、楽しそうに微笑んだ小山。すると高山が「忘れないでくださいね」とツッコむなど丁々発止のやり取りに観客も大喜びだったが、小山が「ベルモットが一番信頼しているのは、コナンくんかも」と続け、高山が「もしかしたら、こっち側の人間なんじゃね?とは思っている」とベルモットの素顔を予想する場面も。さらに小山は「もしかしたらコナンくんって私の子どもかしら。すごい発想力でしょ?」と妄想を爆発させると、高山が「ちょっと待って!」、林原も「こうやってベルモットはかきまわすんだ!」とタジタジとなるなど、自由すぎるトークに会場も大笑い。その林原は、「“黒ずくめの組織”って、鉄壁だと思っていたけれど、中から崩せるかもしれない」とこれからの展開に期待を膨らませていた。

取材・文/成田おり枝

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