ウソップ=ジェイコブ・ロメロ、“麦わらの一味”の撮影語る、狙撃も猛練習で「30メートル離れたカップを撃ち落とせる」
尾田栄一郎の世界的人気コミックを実写ドラマ化したNetflixシリーズ「ONE PIECE」。8月31日に全世界で配信がスタートするや世界各国で視聴数No. 1を叩きだすなど話題が尽きないなか、MOVIE WALKER PRESSでは“麦わらの一味”を演じたキャストたち5人のインタビューをお届け。第4回は、ウソップ役を演じたジェイコブ・ロメロだ!
見事な再現度でウソップ役を演じたロメロは、1996年生まれの27歳。2016年ごろから俳優としてのキャリアをスタートさせると、人気ドラマシリーズ「グレイズ・アナトミー」のシーズン16の第4話にゲスト出演をしたり、オプラ・ウィンフリー製作のドラマシリーズ「グリーンリーフ」(Netflixにて配信中)のシーズン4とシーズン5に出演するなど、ドラマ作品を中心に活躍。本作を機に一躍世界的な注目を浴びることとなり、今後は長編映画デビューも控えている。
「『ONE PIECE』ファンはみんなファミリーです。今回こうして僕たちもそこに仲間入りすることができて、作品を送りだせたことは大変光栄なことです」と、“麦わらの一味”に加わることができた喜びを語るロメロ。自身が演じたウソップというキャラクターについて「狙撃の王様で、自分の話を大げさに盛りがちです」と愛情をもって説明する。
「ウソップは夢想家です。彼の勇敢な海の冒険の話は、自分自身を癒すためでもあり、周りの人々を癒すためでもあります。そういったところでウソップの優しい性格がよくわかりますよね。特別な能力やすごい武術経験がなくても、大切な人たちがピンチの時に勇敢になれる。それこそがウソップというキャラクターの魅力です」。
そんなウソップの代名詞と言えば“パチンコ”を使った狙撃。劇中で披露する様々なアクションのために、スタントやパルクールの練習に励んだというロメロは、もちろん“パチンコ”の練習も欠かさずに行なったという。「テントのなかに自分専用の小さな狙撃練習台を用意しました。ゴーグルとヘルメットをつけ、パチンコとビー玉を山ほど持って練習していました。最終的には、30メートル近く離れたテーブルからカップを撃ち落とせるところまで上達しましたよ」と自信満々。
そして「この実写化に関わることができたのは、俳優として最高の経験だった」と語るロメロ。先日、世界的な大好評を受けて続編となるシーズン2の制作が決定したので、彼の“最高の経験”はこれからもまだまだ続くことだろう。現在配信中のシーズン1でロメロ演じるウソップがどんな活躍を見せているのか。注目しながら実写版「ONE PIECE」を大いに楽しもう!
文/久保田 和馬