アメコミだけじゃない!怪人映画がクロスオーバーする“ダーク・ユニバース”がスゴイ!
マーベル・スタジオの『アベンジャーズ』シリーズや、11月23日(木)に公開されるDCコミックスの『ジャスティス・リーグ』など、複数の作品が同じ世界観を共有することで、それまで起こり得なかった異なる作品のキャラクター同士の掛け合いを楽しめる“クロスオーバー・プロジェクト”。実は、7月28日(金)に日本公開されるトム・クルーズ主演最新作『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』も、“ダーク・ユニバース”と呼ばれる新たなクロスオーバー・プロジェクトの第1弾となっている。
ヒーロー映画で広く認知されるようになった製作体制だが、今回の“ダーク・ユニバース”でラインアップされるのは、なんと“怪人映画”。ユニバーサル・ピクチャーズが、1930年代以降に手掛けてきたモンスター映画に登場する怪人たちを、一つの世界観の中でまとめていくという映画史的にも画期的なプロジェクトなのだ。
新プロジェクトのトップバッターを務める『ザ・マミー~』は、1932年のホラー映画『ミイラ再生』をベースにしたアクション・アドベンチャー。5000年の時を経て現代に現れた古代エジプトの王女と、飛行機事故による死から蘇った男との人類の存亡を懸けた戦いを描く。
現段階で準備中の第二弾作品として、1935年の映画『フランケンシュタインの花嫁』のリブート版が19年に公開予定。フランケンシュタインの怪物役でオスカー俳優のハビエル・バルデムの出演が決定している。さらに第三弾以降には、ジョニー・デップが主演する『透明人間』のほか、『大アマゾンの半魚人』、『魔神ドラキュラ』、『オペラ座の怪人』、『ノートルダムのせむし男』といったタイトルの製作がアナウンスされている。
そして、これらの作品をつなぐ役割を担うのが、ラッセル・クロウ演じるジキル博士だ。モンスターの神話や歴史、起源などを研究している秘密組織“プロディジウム”の中心的人物で、“ダーク・ユニバース”の各作品に登場を予定している。物語の本筋とあわせて、彼の挙動にも注目したい。
映画界にまた一つ誕生した壮大なプロジェクト“ダーク・ユニバース”。その幕開けとなる『ザ・マミー~』で、来たる怪人たちの夢の共演に備えよう!【トライワークス】