亀梨和也「シッチェスで感じたお客さんの熱量をエネルギーに駆け抜けたい」映画祭の地・スペインを満喫する現場レポートが到着!

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亀梨和也「シッチェスで感じたお客さんの熱量をエネルギーに駆け抜けたい」映画祭の地・スペインを満喫する現場レポートが到着!

三池崇史監督が亀梨和也を主演に迎えたサスペンス映画『怪物の木こり』(12月1日公開)が、スペイン・シッチェスで開催された「第56回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭」(10月5日〜15日開催)にて、スリラー・サスペンス・アクションなどの作品がセレクトされるオービタ部門と、アジアの新作のショーケースであるFocus Asia部門に出品された。10月13日(現地時間)の夜に控えるワールドプレミアを前に、亀梨は取材の合間を縫って三池監督と共にシッチェスの街中を訪れ、スペインの空気を存分に堪能。映画祭オフィシャルのフォトコール&記者会見にも参加した2人が、映画祭期間を満喫する様子を伝える現場レポートが到着した。

三池崇史監督は「シッチェス」という文字が描かれたTシャツで映画祭に参戦
三池崇史監督は「シッチェス」という文字が描かれたTシャツで映画祭に参戦[c]2023「怪物の木こり」製作委員会

12日(木)、ホテルを出た亀梨と三池監督は、映画祭の会場からほど近い旧市街や海岸沿いを散策。シッチェスの10月の平均気温は22度前後と日本より少し暖かく、そして1年のうち最も過ごしやすい時期。この日も快晴で過ごしやすい気候に恵まれ、雲一つない空と海、絶好の環境のなかで迎える映画祭に2人のテンションも自然と上昇気味に。今回スペイン初訪問だった亀梨は、「僕はバルセロナに到着して、衣装がロストバゲージになるというところからはじまりまして(笑)」と到着早々に起こったまさかのトラブルを告白。この日の取材では三池監督とシッチェスの街を歩きながら、「どこを見ても絵になりますね。ワクワクします!」と終始笑顔を見せていた。

映画祭期間は、街中にはフラッグやモニュメントが立てられ、海沿いには映画祭のオフィシャルグッズショップが開かれるなど、街全体が映画祭仕様になるシッチェス。これまで数々の国際映画祭に参加し、久しぶりのシッチェス訪問となった三池監督は、今回亀梨と共に訪問したことについて「シッチェスという街を、身をもって体験してもらいたいし、他の映画祭に行った時にここ独特の気配というのを感じてもらえたらと。どこに行ってもその映画祭、映画祭の個性がある。そこを素直に体験してもらって、楽しんでもらえたらいいなと思っています」とコメント。さらに亀梨に楽しんでもらいたいポイントとして、「日中は日差しが暖かくて、みんなフレンドリーで、人間の強さやおおらかさを感じる街。にもかわらずホラーやスプラッター、ファンタ映画をみんなで観るというギャップが楽しいですよね。夜の劇場はまた全然違う部分があります。そういう感じを亀梨くんにも味わってもらえたら」と翌日に控えるワールドプレミアを前に同映画祭の魅力を語った。

【写真を見る】海をバックにしたフォトコールに臨んだ亀梨和也
【写真を見る】海をバックにしたフォトコールに臨んだ亀梨和也[c]2023「怪物の木こり」製作委員会

13日(金)にはワールドプレミアを前に、映画祭主催のフォトコールと記者会見に臨んだ亀梨と三池監督。到着日にロストバゲージとなった衣装が無事見つかり、この日亀梨は、フォトコールと記者会見にはそれぞれ事前に準備した衣装で、そしてワールドプレミアにはスペインで用意した衣装で参加。フォトコールは海をバックにした絶好のロケーションで写真撮影が行われ、撮影後にはサインや記念撮影を求める現地の映画ファンが二人の元へ殺到。2人は終始笑顔で応じ、ファンとの交流を楽しんだ。

記者会見で笑顔を見せた亀梨和也
記者会見で笑顔を見せた亀梨和也[c]2023「怪物の木こり」製作委員会

その後に行われた記者会見で、「初めての三池監督との仕事はいかがでしたか。」という記者からの質問に亀梨は、「今回の作品にはもちろん血もたくさん出てきますし、壮絶な現場になるのかなと思いきや、非常に穏やかな現場でした。笑顔が素敵な監督でいらして、現場は作風とはまったく逆で、非常に楽しく過ごさせていただきました。作品についても、絵の強さはもちろんのこと、人間ドラマがしっかりと描かれていて僕も大好きな映画の1本になりました。次回またご一緒させていただける機会があるのであれば、さらに激しい、このシッチェスの皆さんが好きなものを存分に詰め込んだ作品でまた戻ってこられたら光栄です。そのためにしっかり準備したいと思います」と答えていた。

そして夕刻より行われた、本作のワールドプレミア。日本発の超刺激サスペンスに、上映前の盛り上がりはもちろんのこと、上映中にも血しぶきの出る描写や衝撃的なシーンでは拍手や歓声が何度も起こるなど観客は熱狂、海外ならではの盛り上がりを見せた。本作を鑑賞した観客からは「亀梨の演技はとても深い。たくさんの感情を伝えてくれたよ。言葉や身体を使った表現がとてもきめ細かく、すばらしかった。体の動き、表情の細かな変化の一つ一つが多くの感情を表していて、すばらしい俳優だなと思った」、「僕にとって最高の三池監督映画の一つになった」、「エンディングは予想できなかった!とてもいい映画だった。ネタバレしたくないから言えないけど。私はとても好き!」といった絶賛のコメントが寄せられていた。


上映終了後、亀梨は「皆さんから満足だというようなリアクションがいただけたので、すごく安心しました」と安堵の表情。最後には「シッチェスで感じたお客さんの熱量をエネルギーに、公開まではもちろん、公開後も駆け抜けていきたいなと思います」と今後に向けた意気込みを語った。こうしてシッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭での『怪物の木こり』ワールドプレミアは大盛況の中、幕を閉じた。

文/成田おり枝

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