『OUT』“斬人”vs半グレ集団“爆羅漢”、一触即発のシーンを切り取った本編映像公開!
累計発行部数650万部を突破するヤンキー漫画を実写映画化する『OUT』(11月17日公開)。このたび本作の本編シーンが解禁となった。
『ドロップ』(08)の品川ヒロシが監督、脚本を務める本作。品川の中学からの友人、井口達也の青年時代を詰め込んだ実録物語を原作としている。主人公は、“狛江の狂犬”と恐れられた伝説の超不良、井口達也。少年院から出所した井口は地元から遠く離れた叔父叔母の元、焼肉店「三塁」で働き始める。保護観察中の達也は、次喧嘩をすれば一発アウト。そんな状況の彼の前に、暴走族「斬人(キリヒト)」副総長の安倍要が現れ、この出会いをきっかけに達也の壮絶な更生生活が始まっていく。主人公の井口達也役に倉悠貴、暴走族「斬人」メンバー役に醍醐虎汰朗、水上恒司、JO1から與那城奨、大平祥生、金城碧海が出演。ヒロインの皆川千紘を乃木坂46の与田祐希が演じる。
今回、半グレ集団「爆羅漢(バクラカン)」と「斬人」が対立する、一触即発の緊張感漂う本編シーンが解禁となった。映像に映しだされているアイビーボウルは、千葉の暴走族たちのなかで“絶対の不戦協定”がしかれるたまり場。ここでの揉め事は絶対禁止の鉄の掟を全員が守っていた。その裏には、悲しい過去が秘められているのだが、「爆羅漢」は彼らの想いを容赦なく踏みにじる。「爆羅漢」は、下原一雅(宮澤佑)、孝二(長田拓郎)、賢三(仲野温)の通称「ゲバラ三兄弟」が率いるチームで、違法薬物を売りさばく半グレまがいの危ない集団。目的を達成するためには手段を選ばず、卑怯な手を使って千葉で勢力を伸ばすために邪魔な「斬人」を消すことに執念を燃やしている。映像では、「斬人」メンバーらと居合わせた井口が頭から血を流し、「爆羅漢」に取り囲まれる大ピンチにも陥る様子が。さらに追い打ちをかけようとする賢三の一手にすばやく「斬人」総長の丹沢敦司(醍醐)が反応。まさに一触即発、ヤンキー映画の真骨頂とも言える緊迫感あふれる本編シーンとなっている。
さらに映像内には、10月25日に28歳の誕生日を迎える與那城のシーンも登場。與那城扮する「斬人」特攻隊長の長嶋圭吾は、物心つく前から剣道をやっていた経験を活かし、「斬人」内でも折り紙付きの実力者。メンバーからの信頼も厚く、総長である丹沢の言葉を聞かずに暴れようとする孝二に対し、木刀を向け牽制する姿が映しだされている。寡黙ながらも高い戦闘力を誇る圭吾のキャラクターがよくわかるシーンになった。與那城のほかにも、大平と金城が「斬人」の親衛隊長、目黒修也、期待の若手遊撃隊員、沢村良を熱演。監督の品川も「コミックの3人にめちゃくちゃ似てないですか?誰がどのキャラに合うのかを考え、コミックの3人にどこまで似せられるか徹底的にこだわりました」と彼ら3人の役作りについて語っており、それぞれ裏設定も豊富な役どころとなっている。スタイリングに何時間かかるのか気になる長嶋は、無口で口数が少ないが、実はとても声が小さい、サングラスとハットがトレードマークな目黒は、ファッションに並々ならぬこだわりを見せ、期待のルーキー、沢村は、実は姉想いの心優しい青年であるといったような設定が。
大切なものを守るために井口が選ぶ運命とは?魅力的なキャラクターが勢ぞろいした本作を是非劇場で体験して欲しい。
文/鈴木レイヤ