北乃きい、『おしょりん』共演の森崎ウィンとミュージカル映画を構想?「老婆Aでも出たい!」

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北乃きい、『おしょりん』共演の森崎ウィンとミュージカル映画を構想?「老婆Aでも出たい!」

人生を懸けてメガネ作りに挑んだ人々の情熱と愛の物語『おしょりん』。その公開記念舞台挨拶が3日に都内で実施され、主演の北乃きい、共演の森崎ウィン、小泉孝太郎、そして児玉宜久監督が出席した。

【写真を見る】老婆Aに立候補した俳優はこの人
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“挑戦と情熱”を描いた作品にちなんで、これから挑戦したいことをそれぞれ発表。森崎は「ミュージカル映画を撮りたい。ただし最初から監督を務めるのは難しいと思うのでプロデューサーとか?ミュージカル映画を製作する過程から携わりたい」と意外な夢を明かすと、北乃は「私はミュージカル映画に出たい。日本だとミュージカル舞台はあるけれど映画は少ない。いつも“映画で出来ればいいのに”と思っていたので」と興味津々。これに森崎が「マジで!?」と喜ぶと、北乃は「少女役でも老婆Aでもいいから出たい」とラブコールを送り、森崎を「わかりました!」とやる気にさせていた。

明治時代に麻生津村で眼鏡産業の礎を築いた増永五左衛門(小泉)、幸八(森崎)兄弟の挑戦と、2人を支え続けた五左衛門の妻・むめ(北乃)の姿を描く。物語の舞台・福井県での満席スタートから早2週間経つが、福井での盛り上がりについて小泉は「映画館の中も外も熱気が凄かった。この映画はオール福井ロケなので、福井県の方々の協力がなければできませんでした」と現地の熱狂を報告した。

小泉孝太郎
小泉孝太郎

森崎も「観客の歓声が大きくて、僕らの声が通らなかった…いや、ちょっとそれは話を盛りすぎか」と笑いつつも大ヒットに嬉しそう。北乃は「自分でお土産を買わなくていいくらいたくさんの名産品をいただいた。帰りは荷物がパンパン」と福井県民の愛に感謝した。

夫婦や兄弟という関係に加え、淡い恋心も交錯するむめ、幸八、五左衛門のプラトニックな三角関係も本作の見どころ。この関係性に小泉は「一歩間違えればドロドロ!」と笑わせつつ「そうはならずに美しい三角関係を絶妙に捉えてくれた児玉監督には感謝です」と手応え。北乃は撮影中の森崎&小泉の様子について「カメラが回っていないところでも役柄のままでいらしたのでやりやすかった」と言うと、森崎から「いまも横にいる小泉さんを見ていないね!」という指摘が。

森崎ウィン
森崎ウィン

実は北乃にとって小泉は同郷の大先輩。北乃が「地元が同じだし、子どものころから見ているので…。しかも小泉(純一郎)さんの息子といったら…いまでもちょっと緊張する」と地元の名士的大先輩をリスペクト。これに無邪気な森崎は「急に縦社会感ハンパない!立ち位置交換しようか?」と恐縮する北乃をおもしろがっていた。

取材・文/石井隼人

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