林遣都が大先輩・藤原竜也を“イカ”呼ばわり!?

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林遣都が大先輩・藤原竜也を“イカ”呼ばわり!?

藤原竜也、香里奈、貫地谷しほり、林遣都、小出恵介という旬なキャストを迎えた、『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)の行定勲監督作『パレード』(2月公開)のクリスマス・プレミアが12月25日に開催。5人のキャストと行定勲監督が新宿バルトナインに集合して舞台挨拶を行ったら、現場での面白話に花が咲いた。

原作は、芥川賞作家・吉田修一の第15回山本周五郎賞の受賞小説。2LDKのマンションでルームシェアをする若者たちの不思議な関係性を通して、現代日本の深層や若者たちの閉塞感を浮き彫りにしていく作品だ。

主演の藤原竜也は、現場をこう振り返る。「みんなさらっとナチュラルな芝居を一瞬にしてしまう方々の中で、最初、僕は浮いちゃうんじゃないかなと思ってました。自分のもってるものをそぎ落としていく作業から入ったけど、始まると自然と馴染んでいける居心地の良さがありました」。

また、香里奈も「みんなマイペースな人たちの集まりで、いい空気感が流れていて、それが映画にも出ているんじゃないかなと思います」と現場の雰囲気の良さを語った。

現場でのムードメーカーについて尋ねられると、林遣都の名前が挙がる。すると小出の口から、林が藤原にそばをおごったというエピソードが飛び出した。藤原が「おごってくれたんですよね、イカ天そば。それ以来、彼は僕のことを……」と言いかけると、小出がすかさず「“イカ”って呼んでました」とコメントし会場は爆笑。林はニヤニヤしながら「最後の方は嘘ですよ(笑)。まあ、これは大きな自慢ですが、僕は藤原竜也にそばをおごりました!」と大声で語ると、さらに会場は大爆笑となり、拍手まで鳴る。

その後、『パレード』が第60回べルリン国際映画祭パノラマ部門で正式出品されるという話題に。行定監督は「ヨーロッパの監督たちが本作にどういう印象をもつのか聞いてみたい」と力強く語った。

藤原竜也を筆頭に豪華キャスト陣のアンサンブル演技が見応えたっぷりの『パレード』。行定監督の「本作は一見青春映画のふりをした、恐怖映画です」とのことだが、確かに観れば納得!? 気になる方は2月に劇場へ!【Movie Walker/山崎伸子】

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