ミッキーマウスをオマージュしたキャラクター！『ウィッシュ』願い星“スター“のコンセプトアートがお披露目

2023年に創立100周年を迎えたウォルト・ディズニー・カンパニーが贈るアニメーション最新作『ウィッシュ』(12月15日公開)。このたび、本作に登場する愛くるしいキャラクター、“スター“が“ミッキーマウス”から着想を得たキャラクターであることが明らかになった。

100年にわたり、魔法の力で多くの奇跡を起こしてきたディズニーの歴史の集大成となる本作。『アナと雪の女王』(13)のスタッフ陣が、願いの力を信じ続ける新ヒロイン、アーシャの起こす奇跡を描きだす。字幕版ではアリアナ・デボーズ、日本版吹替は生田絵梨花がそれぞれアーシャの声を担当する。

今回、アーシャの願いに応え、空から舞い降りた願い星、“スター“がミッキーマウスをオマージュしたキャラクターであることが明かされた。監督を務めたクリス・バックが「そもそも、ウォルト・ディズニーが最初の『願い』を持ったことから始まったんですよ。彼はすばらしいストーリーの数々を作って、みんなに届けたかったんです」と話すように、100年もの間、様々な物語で“願い”について描いてきたディズニー・アニメーション。代表的な楽曲に「星に願いを」があるように、“願い星“はディズニーにとって1つの象徴でもある。そんな願い星を具現化したキャラクターが、本作に登場する“スター“だ。好奇心旺盛で、いたずら大好き、そして魔法の力を持ち、心からの願いを叶えるのを手助けしてくれる。言葉を話すことができない変わりに、魔法のダストを纏い自由自在に飛び回って、表情をくるくる変えるのが魅力なキャラクター、スターなのだ。

フィルムメーカーは本企画の初期段階でミッキーマウスについて話し合い、美術監督のビル・シュワブは「ウォルトはミッキーを創作した。それなら私たちの100周年記念映画のなかにもミッキーに敬意を表したキャラクターを据えられれば最高ではないだろうか、とね」と、アイディアに基礎を造り上げたウォルトへの深い尊敬の念が込められていると語った。加えて、「私は大好きなあのミッキーのハート型の顔型を取り入れようと考え、結果的に、あのハートの顔型を使ってスターの感情を表すことになりました。スターのポーズはミッキーにマッチさせたものです」と明かしている。

製作総指揮、脚本を務めたディズニー・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーのジェニファー・リーは、スターに「このキャラクターについてたっぷり考える上で、私は、『この星はあなたのために願いを叶えてくれることはしない』のだと決めました。願いをかなえるのはあなた自身なのです。ですが、星は、あなたに必要なことを提示してくれます。希望や、可能性、それに喜びを忘れてはいけないということも。このキャラクターは、頑張り続けること、可能性はあるのだということを、思い出させてくれるのです」とメッセージを込めたと話す。

従来のディズニー映画に登場するヒロインの相棒キャラクターとは少し違った発想で生まれた スター。はたしてアーシャはそんなスターの助けを借りながら、人々の願いを取り戻すことが出来るのか？彼女の物語をぜひ劇場で見届けたい！

文/サンクレイオ翼