山田涼介&浜辺美波、女子校にサプライズ登場!将来の夢や悩みに真摯に答え「いまを大切に生きて」と熱いメッセージ

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山田涼介&浜辺美波、女子校にサプライズ登場!将来の夢や悩みに真摯に答え「いまを大切に生きて」と熱いメッセージ

山田涼介と浜辺美波が1月22日、東京・和洋九段女子中学校高等学校で行われた映画『サイレントラブ』(1月26日公開)の公開直前イベントに出席。サプライズで中・高校生たちの前に登場し、講堂に集まった約350名から悲鳴のような大歓声が湧き上がった。

『サイレントラブ』(1月26日公開)の公開直前イベントが開催された
『サイレントラブ』(1月26日公開)の公開直前イベントが開催された

2人が初共演を果たした本作は、内田英治監督がオリジナル脚本で描く物語。主人公となるのは、ある出来事をきっかけに声を発することをやめた蒼(山田)。目が不自由になり、夢が途絶えかけている音大生の美夏(浜辺)に心惹かれた蒼が、「ピアニストになるという君の、美しい夢を叶えたい」と願い、彼女とかげかえのない時間を過ごしながらも、運命の濁流に飲み込まれていく姿を描く。

講堂に集まった学生たちは、これからなにが行われるのかソワソワしている様子。スクリーンに本作の予告編完全版が映しだされると、「キャー!!」と早くも大歓声。シーンが切り替わるごとに黄色い歓声が上がる、興奮状態となった。続いて山田と浜辺が講堂の後ろ扉から姿を現すと、学生たちのボルテージは最高潮に。2人は「キャー!」との声が鳴り響くなか、手を振りながら、生徒の間を通ってステージへと上がった。

自身の学生時代の秘話も明かした山田涼介
自身の学生時代の秘話も明かした山田涼介

山田は「皆さん、こんにちは。元気ですね」、浜辺も「皆さんの熱量が伝わってくる」とパワフルな生徒たちの様子を見て、うれしそうな笑顔。学校に訪れた2人だが、山田は「僕自身は、わりとやんちゃな学生さんだったような気がします」と学生時代を回想。「映画にも出ている野村周平も同級生で。授業中に後ろを向きながら、やいのやいのやっていた」と野村とにぎやかに過ごしていたそう。「浜辺さんも同じ高校の後輩なんですけど。文化祭とか、芸能クラスの人ってあまり参加できないんだよね」と人が集まるイベントにはなかなか参加できなかったというが、「ダンスイベントに仮面をつけて出た。バレずに終わって、楽しかったです」と特別な思い出を披露していた。

一方の浜辺は「ずっと眠くて。眠くないですか?」と学生たちに同意を求めつつ、「勉強が好きで、授業を聞くのがすごく好きなんですが、年齢的に眠くて。どうしても抗えなくて寝ちゃっていました」と告白。すると学生からは「許す!」との声が上がり、2人も大笑い。浜辺が話すたびに会場からは「かわいい!」との感想があちこちから聞こえてきたが、山田も「かわいいコールが鳴り止まない」、浜辺も「やさしい」とにっこり。浜辺は「芸能の活動をするために高校を選んで上京して通っていたので、卒業することを頑張っていました。朝7時に登校して、夜の7時、8時くらいまで残って単位をとることができる学校だったので。頑張って卒業するのが、お母さんとの約束だった」と必死に勉強していたことを明かしていた。

真摯に質問に答えた浜辺美波
真摯に質問に答えた浜辺美波

この日は「特別ホームルーム」と題して、「夢」をテーマに生徒たちからの質問や悩みにも答えた。司会が「質問がある人」と呼びかけると、生徒たちからはたくさんの手が上がった。生徒が「こんにちは」と言うと、山田と浜辺も「こんにちは」と目を見て挨拶したり、質問者の名前もしっかりと聞いて「〜ちゃん」と下の名前を呼びながら回答するなど、2人の真摯な対応に会場は感激しっぱなし。

「学生時代、いつも眠かった」という浜辺にぴったりの質問を投げかけられる場面もあった。「看護師になることが夢なのですが、眠るのが大好きで、学校から帰宅すると“夕寝”をしてしまう」という生徒からのもので、もし看護師になれた場合に夜勤が不安だそうで「お仕事に行く時に眠くてたまらない時はありますか?」と尋ねられた。すると「かわいい…」とニヤニヤが止まらなくなった山田と浜辺。

生徒たちとの触れ合いは、大切な思い出になったという浜辺美波
生徒たちとの触れ合いは、大切な思い出になったという浜辺美波

「18歳くらいの時は本番中も寝ちゃうくらい、眠くて眠くて仕方がなかった」と切りだした浜辺は、「一つにはカフェインですよね。コーヒー。コーヒーってすごいです。集中力が上がります。あとは18歳から、お仕事の時は朝に必ず栄養ドリンクを飲んでます。それを飲むとスイッチが入る」と実践法を明かした。山田は「お仕事となると、お給料をいただいてちゃんとやらないといけない。学生の時の眠いと、社会人になってからの眠いは質が変わるのかなと思う。夜勤になっても、お仕事という意識が勝手に自分のなかに入ってくると思うので、いま考えている悩みは働いてみると意外となくなっているかもしれない」と立場に寄り添った答えを繰り出し、質問者の学生は「コーヒーを飲めるようになって、頑張ります!」とやる気が出たように声を弾ませていた。


学生からは手が上がり続け、たくさんの悩みや将来の夢を聞いた2人。浜辺は「たくさんの温かい反応と挙手をいただき、ありがとうございました。しっかりとした質問をいただいて、私自身も考えるきっかけになりました。映画のことそっちのけで、皆さんと触れ合えたことが思い出になっちゃいそうなくらい楽しい時間でした」と率直な想いを吐露。「皆さんから元気な声を聞いて、僕自身も元気をもらいました」という山田も、「僕が大事にしている言葉で、“夢は見るものじゃなくて、叶えるものだ”という言葉があるんですが、自分の行動一つで、その夢が叶うかどうかが決まってくる時期だと思う。夢を叶えるために、いまを大切に生きてほしい」と熱いメッセージを送り、大きな拍手を浴びていた。

取材・文/成田おり枝

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