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第2回新潟国際アニメーション映画祭「オールナイト部門」は時代劇アニメを特集!虚淵玄らのトークショーも開催

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第2回新潟国際アニメーション映画祭「オールナイト部門」は時代劇アニメを特集!虚淵玄らのトークショーも開催

昨年2023年3月に第1回が開催されるや、世界初の長編アニメーション中心の映画祭として、またアジア最大のアニメーション映画祭として大きな反響を呼んだ「新潟国際アニメーション映画祭」。その第2回が今年も3月15日(金)より開催。このたび「FORUM フォーラム部門」と「オールナイト部門」のラインナップが発表された。

【写真を見る】時代劇アニメを手掛けた脚本家2人によるスペシャルトークショーも!
【写真を見る】時代劇アニメを手掛けた脚本家2人によるスペシャルトークショーも![c]BONES/ストレンヂア製作委員会 2007

アニメーションを学術的な観点から見直す「FORUM フォーラム部門」では、近年世界的に注目を集めている“実写では不可能なテーマ”の映像化に挑む「ドキュメンタリー・アニメーション」という分野を小特集。講演に加えて、第81回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたアリ・フォルマン監督の『戦場でワルツを』(08)や、ミシェル・ゴンドリーが手掛けた『背の高い男は幸せ?』(13)、ラトビアで社会現象を巻き起こしたシグネ・バウマネ監督の『ロックス・イン・マイ・ポケット』(14)を上映。

また、国内外のアニメの医療福祉への貢献と今後をテーマにした「Animation and Medicine」、アナログ時代のアニメ制作の過程で生まれた中間素材について議論する「アニメ中間素材の保存と活用のためのアカデミアからの関与」、日本アニメーション学会産業研究部会による公開ディスカッション「地方から拡がるアニメ産業のミライ・望ましい地方展開の姿とは?――政策・スタジオ・クリエイター・地域」、新潟大学とラサール芸術大学によるアニメーション研究発表会など、興味深い講演、シンポジウム、研究発表会が予定されている。

そして「オールナイト部門」では、根強いファンが多い時代劇をフィーチャー。薮下泰司監督の『少年猿飛佐助』(59)をはじめ、『劇場版 戦国奇譚妖刀伝』(89)、「機構奇傳ヒヲウ戦記(第21話)」、『ストレンヂア 無皇刃譚』(07)の4作品の上映に加え、「鋼の錬金術師」の脚本を務めた會川昇と「魔法少女まどか☆マギカ」の虚淵玄を迎えた90分にわたるスペシャルトークショーも開催。


詳しい上映スケジュールやプログラムの詳細、チケット情報などは公式ホームページで随時発表されていく。今年の春も新潟の地で、様々な視点から日本と世界のアニメーション文化を深掘りしてみてはいかがだろうか。

文/久保田 和馬

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