松居大悟渾身のラブストーリー『不死身ラヴァーズ』主演に見上愛、共演は佐藤寛太！ティザービジュアルも到着

高木ユーナの同名コミックを『ちょっと思い出しただけ』(22)の松井大悟による監督で実写化する映画『不死身ラヴァーズ』が5月10日(金)より全国公開されることが決定。本作で見上愛が映画単独初主演を務め、相手役を佐藤寛太が演じることが明らかに。あわせて、ティザービジュアルやキャスト、スタッフのコメントが到着した。

本作は、監督の松居が構想10年をかけて映画化を実現させた恋愛映画。初めて原作と出逢った時からずっと主人公の二人に強く惹かれていたという松居は「完成した作品を観て、あぁやっと二人に出逢えたと思いました。今回、演じてくれた見上愛さん、佐藤寛太さんとの出逢いも含めて、これまでの時間は必要だったのかもしれません」と述懐しつつ「好きは無敵。諦めることなんてできなくて、この10年で積み上げてきたものをすべて捨てて挑みました」と作品への覚悟を覗かせている。一足先に本作を鑑賞した原作者の高木は「私以上に作品を愛してくださっている監督の不死身ラヴァーズ…最高にならないわけがなく、初鑑賞中はあまりの素晴らしさに自分の血が沸騰する音が聞こえました。映画でまたこうして甲野と長谷部、そして田中に会えて本当に幸せです」と絶賛している。

主人公りのを演じるのは本作が初の映画単独主演となる見上。松居監督が「この人が映画の中に存在してくれたら、自分の思っているところよりも遠くに行ける気がした」と惚れ込んだ見上は、Netflix「幽☆遊☆白書」や現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」といった話題作に出演。本作では主人公の中学時代から大学時代までをハツラツと演じ、唯一無二の透明感とパワフルさを兼ね備えた存在感で見る者を惹きつける。見上は「りのの真っ直ぐで屈託のない“好き”という気持ちが、目の前のじゅんくんに、そして観てくださる方々に伝わるように、がむしゃらに生き抜いた撮影期間でした。わたし自身も、りのというキャラクターやこの作品自体に救われた部分があります」と、撮影時を振り返っている。

りのの運命の相手、甲野じゅんを演じるのは、劇団EXILEに所属し、「HiGH&LOW」シリーズをはじめ、数々の作品でキャリアを積んだ佐藤。近年では、『軍艦少年』(21)、『正欲』(23)での演技で俳優としての実力を確実なものとしている。さらに、青木柚、前田敦子、神野三鈴らが脇を固める。

監督の松居とともに脚本を手がけるのは、テレビアニメ「スイートプリキュア♪」や「約束のネバーランド」、映画『海月姫』(14)、『長いお別れ』(19)などの大野敏哉。松居は大野の脚本について「大野さんは、リアリズムではない方法で、軽やかでせつなく、闇があるのに明るくて、なにより規範からはみ出るほど生き生きとした人物の愛情賛歌みたいなものを描く」と明かし「本作で、りのは“いま、じゅんが好きだ”という気持ちだけで突き進む。“ダサい”と言われるかもしれない姿を正面から描きたいと思って書き直した箇所は、この映画のラブストーリーとしての純度をより高めることになったのではないかと思います」と語っている。

このたび解禁されたティザービジュアルでは、りのの弾ける笑顔が収められており、じゅんへのまっすぐな想いが込められた「“好き”は無敵。」のキャッチコピーが添えられている。

松居ならではの観客をあっと驚かせる映画の構成力で、せつない想いが交差する無防備な恋愛映画に仕上がった本作。10年越しの思いが実現した最新作をぜひスクリーンで堪能してほしい。