ゴジラ咆哮す!国産アニメ100周年、新たな伝説が生まれる。『GODZILLA 怪獣惑星』ゴジラの全貌がついに解禁
国内累計観客動員が1億人を超える、国民的シリーズ「ゴジラ」。そのシリーズ60年以上の歴史で、初となるアニメーション作品『GODZILLA 怪獣惑星』が、11月17日(金)に公開となる。今回、いよいよゴジラがその全貌を現す予告映像が公開された。
1954年に公開された第1作以降、ゴジラは、戦後の日本文化を象徴するアイコンとして世界中の人々に愛されてきた。その影響は大きく、スティーブン・スピルバーグ、ピーター・ジャクソン、ティム・バートンら、名だたる世界のクリエイターたちが、自らを「ゴジラ・フリーク」と称している。
2016年には、ゴジラを敬愛してやまない庵野秀明が総監督を務めた『シン・ゴジラ』が公開。巨大生物の出現に対する国家の反応がリアリティをもって描かれた事が観客の心をつかみ、興行収入82.5億円を記録、第40回日本アカデミー賞では、最優秀作品賞など最多7冠を獲得した。また、2014年に公開され、世界興行収入600億円に迫るヒットとなったハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』も、現在続編が製作されている。
そして2017年、ゴジラは新たな姿を観客に見せる。それが誰も予想しなかった、アニメーション映画化である。
短篇アニメ映画『芋川椋三玄関番の巻』が公開され、国産アニメが産声をあげたのが、大正6年の1月、つまり1917年で、本年は国産アニメ100周年の記念すべき年となる。その記念すべき年に、日本が世界に誇るアニメーション技術を駆使して描き出すのが、本作『GODZILLA 怪獣惑星』だ。
スタッフにも、国内の精鋭が集められ、監督には「名探偵コナン」シリーズ歴代1位のヒットを記録した『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』を手掛けた静野孔文が参加。コンビを組むもう一人の監督に『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の瀬下寛之。ストーリー原案・脚本は「魔法少女まどか☆マギカ」や「PSYCHO-PASS サイコパス」などの深夜アニメで若者の支持を集める鬼才・虚淵玄。制作は『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』などで米テレビ界の最高賞、エミー賞のアニメーション番組特別部門最優秀賞を通算5度受賞したポリゴン・ピクチュアズ。この豪華スタッフ陣が、誰も見たことのない新しいゴジラに挑んだ。
また、声優キャストにも、宮野真守、櫻井孝宏、花澤香菜、杉田智和、梶裕貴、諏訪部順一、小野大輔、三宅健太、堀内賢雄、中井和哉、山路和弘という、いずれも主役級の実力派声優が集められた。
この度、WEB先行公開された本作の予告編は「20世紀最後の夏、その日初めて人類は地球という惑星の支配者が自分たちだけではないと知った」という主人公ハルオ(宮野真守)のモノローグから始まる。難を逃れるため宇宙空間に退避した人類が帰還した地球は、二万年が経過し、ゴジラを頂点とする生態系に変わり果てた世界となっていた、というショッキングな展開を明らかにしている。続いて、ゴジラに正面攻撃を仕掛ける部隊による空中戦や、大地を焼き尽くす爆撃戦など、人類とゴジラの死闘が描き出され、本編への期待は否が応にも高まる。
これまでのゴジラシリーズのフォーマットを破り、予想できない展開が待ち受ける『GODZILLA 怪獣惑星』。謎を解くカギとなるであろう続報を楽しみにしたい。【MovieWalker】