人気ガールズバンドのボーカルが映画初出演。吉田円佳って知ってる?
バンド活動に励む高校生たちのひと夏の物語を描いた人気ライトノベルを映画化した『二度めの夏、二度と会えない君』(9月1日公開)。主演の村上虹郎、山田裕貴ら若手注目株に交じってヒロインの燐を演じているのが吉田円佳。…と名前を挙げられて「誰?」と思う人も少なくないだろう。
吉田が演じる燐は、高校3年生の智(村上)を誘ってバンド活動を始める元気ハツラツな女の子。彼女のパワフル&キュートな歌声を聞けば、すぐに“タダ者ではない”とおわかりになるはず。今回が演技初挑戦だが、小学6年生からバンド活動をはじめ、現在は5人組ガールズバンド“たんこぶちん”のボーカルとして活躍する本物のバンドマン(ガール?)なのだ。
バンドものに挑戦する女優が「撮影前にボーカルレッスンしました」というレベルとは根本的に違い、そのキャリアに裏付けされた実力は“百聞は一見にしかず”ならぬ“一聴にしかず”で、もっともっと、彼女の歌を聴きたいと思うはず。
歌が本職で演技初挑戦となると演技の方は…と思われそうだが、大病を患いながらも憧れのバンドの出身校に転校し、自らバンドを結成してライブをするという、そんな願いを叶えるために全力で挑む姿が心を打つ。本作で彼女が“女優”としても確実な一歩を踏み出したと言っても過言ではない。
今年で21歳になり、新たなステージに進んだ吉田。今後も歌と演技、2つの分野での活躍が期待される彼女の記念すべき作品をしっかりと目(と耳)に焼き付けてほしい。【トライワークス】
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