『ブルー きみは大丈夫』6月14日日本公開決定!下野紘ナレーションの新予告編&場面写真到着
「ウォーキング・デッド」シリーズのジュディス役で注目を集めた子役ケイリー・フレミングと「デッドプール」シリーズや『フリー・ガイ』(21)のライアン・レイノルズが共演する『IF』が、邦題を『ブルー きみは大丈夫』として6月14日(金)より日本公開されることが決定。人気声優の下野紘がナレーションを務める新予告編と場面写真が到着した。
本作は、孤独な少女と空想の友だち(=イマジナリーフレンド)、ブルーの交流を描いた感動作。監督は「クワイエット・プレイス」シリーズで知られるジョン・クラシンスキーが担当。スティーヴ・カレル、マット・デイモンやエミリー・ブラントらが、声優として集結したことでも話題を集めている。
今回解禁となった30秒予告では下野のナレーションによる「孤独な少女ビーに不思議な出会いが訪れる」という言葉から始まるとおり、本映像にはブルーのことが見える少女ビー(フレミング)と、ビーを助ける同じマンションの住人であり、大人だけどブルーの事が見える隣人(レイノルズ)、そして、もふもふブルーをはじめとする可愛くて不思議なたくさんのキャラクターが登場。イマジネーションにあふれる世界観が代わるがわる映し出される。最後はブルーの大きなもふもふの体をぎゅっと抱きしめるビーに、下野がやさしく包み込むような声で「きみは大丈夫」とタイトルを告げる。
あわせて公開されている場面写真では、ビーが子供にしか見えないもふもふのブルーと初めて出会い驚く姿が映し出される。ブルーは友だちだった子どもが大人になり彼の事を忘れてしまったことで、もうすぐ消滅する運命に。ブルーを助ける方法を探すビーたち2人が恐るおそる覗き込む先に、どんな世界が待ち受けているのか期待が高まる。
コロナ期間中の娘との生活から着想を得たという監督は、この映画に込めた想いとして「(人生には)もうダメだと思う日や、あまりいい日でない日もあるけど、そんな日でも、いつも誰かがそばにいると感じてほしい。良い日であれ、悪い日であれ、いつも誰かがそばにいてくれること。そして、より大きく美しいものを信じることが、次の日につながるということを(感じて欲しい)」と、学校や仕事、子供時代とは違った様々な悩みを掛けるすべての人に対して、優しさに満ちたメッセージを送る。クラシンスキー監督とレイノルズは「ピクサー作品の実写版のような映画を目指した」とも明かしている。
幼い頃、誰の心にもいたであろう空想の“友だち”の存在を思い出させてくれる本作。幻想的な映像と感動的な物語はぜひスクリーンで堪能してほしい。
文/スズキヒロシ