「SHOGUN 将軍」真田広之&二階堂ふみが対談!真田は「おふみさんで良かった」と絶賛

映画ニュース

「SHOGUN 将軍」真田広之&二階堂ふみが対談!真田は「おふみさんで良かった」と絶賛

真田広之が主演とプロデューサーを務めるディズニープラス「スター」で独占配信中の超大作ドラマ「SHOGUN 将軍」から、真田と共演者の二階堂ふみによる対談映像が解禁された。

本作は戦国時代の日本に想を得たジェームズ・クラベルによる小説「SHOGUN」を映画『トップガン マーヴェリック』(22)の原案を手掛けたジャスティン・マークスと真田、さらにハリウッドの製作陣が映像化。徳川家康ら、歴史上の人物にインスパイアされたキャラクターが登場する「関ヶ原の戦い」前夜の日本を舞台に、窮地に立たされた戦国一の武将、虎永(真田)と、その家臣となった英国人航海士、ジョン・ブラックソーンことのちの按針(コズモ・ジャーヴィス)、2人の運命の鍵を握る謎多きクリスチャン、鞠子(アンナ・サワイ)らが紡ぎ出す歴史の裏に隠された壮大な“謀り事”、そして待ち受ける大どんでん返しが圧倒的なスケールの映像で活写される。

この作品には危険な野心を持つ虎永の家臣、樫木藪重役に浅野忠信、ブラックソーンの船が発見された漁村で藪重に仕える若き武将、樫木央海役に金井浩人、虎永の最大のライバルである武将、石堂和成役に平岳大、夫と子どもを失った悲しみの中で新たな目的を見つけなければならない未亡人、宇佐見 藤役に穂志もえかが出演。そして虎永の権力に終止符を打つためなら手段を選ばない、世継ぎの母として尊敬される落葉の方役を二階堂が演じている。本作は毎週火曜日1話ずつ更新、最終話は4月23日(火)に配信が予定されている。

このたび解禁されたのは、関東地方を治める大名、吉井虎永を演じる真田と、大坂城の城主でもある五大老のひとり、石堂和成の裏で暗躍する落葉の方役の二階堂による対談映像。落葉の方は、世継ぎである八重千代の母で故太閤の子どもを産んだ唯一の側室。息子を守るためには手段を選ばない、無慈悲で計算高い落葉の方は虎永にとって最大の強敵となる。二階堂と初共演となる真田は彼女の目力の強さに驚いたそうで、カメラに映っていないときでさえも「ビームがすごかった」とその存在感の強さを振り返る。さらに「10話までのアーチの中で2人の距離感がすごく大事だからこそ、おふみさんで良かったなと最初のシーンで思いましたね」と虎永と対立する重要な役どころを担う二階堂を絶賛。虎永の強敵ながらも母としての愛が見え隠れする二階堂の演技についても真田は「力強さと繊細さが同居していて母性愛もそこに存在している」と称賛し、二階堂だからこそ演じ切ることのできた落葉の方の魅力を語る。二階堂は本作に参加するにあたって念入りに下調べをし、草履などのアイディアも積極的にスタッフに伝えていたそうで、真田は熱心に落葉像を作り上げようとする二階堂の姿に感動した様子。彼女が熱い想いを込めて演じ切った落葉の方は第5話のラスト2分に登場し、石堂に詰め寄る強烈な存在感を放つ姿に釘付けになる視聴者が続出。落葉の方がより戦いをかき乱していく後半戦の展開にも要注目だ。

一方で二階堂はハリウッド作品初出演ということで、撮影中悩んだときに真田からかけてもらった言葉が強く残っているそうで「細部までちゃんとこだわって真田さんが真ん中に立っていらっしゃるから、この作品は成立しているんだなっていうのをすごく感じました」とプロデューサーをしながら主演として作品を引っ張る真田の姿に感銘を受けたという。良い作品を作り上げるために惜しみなく意見を伝えていった二階堂をはじめ、日本の俳優や各パートのスペシャリスト、ハリウッドのスタッフ陣が垣根を越え、チームワークを築き上げていったと真田は語る。そんなチームを束ねた真田を目の当たりにした二階堂は本作を観て「“真田さんの歴史なんだな”っていう風に感じて」と話している。


真田が「この2人の在り方次第では日本の未来が変わってくる」と話す通り、覇権を狙う最大のライバルである石堂和成ら五大老VS虎永の緊張感漂う戦いが繰り広げられる本作では、大坂で大きな政治的影響力を握る落葉の方の動き次第で、虎永、そして日本の未来が大きく左右されることに。第6話では虎永が大坂に対して兵をあげる“紅天”の決意を固め、いよいよ戦いの火蓋が切られようとしている第7話も引き続き見逃せない。

文/スズキヒロシ

作品情報へ