シュー・グァンハン、清原果耶、道枝駿佑ら『青春18×2 君へと続く道』魅力的な登場人物を写すキャラクタービジュアル
台湾の人気スター、シュー・グァンハンと清原果耶がダブル主演を務める、藤井道人監督最新作にして初の国際プロジェクトである日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』(5月3日公開)。このたび2人が演じたジミーとアミをはじめ、道枝駿佑、黒木華、黒木瞳、松重豊ら豪華俳優陣が演じる登場人物らのキャラクタービジュアル6枚が解禁された。
本作は、台湾で話題を呼んだジミー・ライの紀行エッセイ「青春18×2 日本慢車流浪記」を原作とする、日本と台湾、18年前と現在を舞台に、国境と年月を超えたせつなくも美しいラブストーリー。世界最速で公開した台湾では、4月9日時点ですでに興収6700万NTDを突破し大ヒット上映中で、「今年、一番泣ける」と話題を呼んでいる。また、香港でも大盛況だった3月末の香港国際映画祭を経て、4月4日より公開されたほか、シンガポール、マレーシア、ベトナム、韓国でも公開が控え、アジア各地で本作への注目度が高まっている。
解禁されたキャラクターポスターには、ジミー(グァンハン)とアミ(清原)をはじめ、ジミーが日本を旅する道中で偶然出会う人々が、それぞれの魅力たっぷりに映しだされている。平凡な日々を送っていた18歳のジミーは、日本から来たバックパッカーのアミと出会い、恋に落ちるも、2人の甘酸っぱい恋はアミの突然の帰国で、はかなく幕を閉じる。そして18年後、36歳になったジミーは、アミとの別れ際に交わした約束を胸に、東京から鎌倉、長野、新潟と回り道をしながらアミの故郷である福島へと向かう旅に出る。そんな日本で咲き誇る桜を思わず見上げるジミーや、アミの笑顔が切り取られている。
道枝が演じるのは18歳のバックパッカー、幸次。長野県の飯山線で偶然出会ったジミーと意気投合した幸次は、辺り一面雪景色が広がる駅での途中下車にジミーを誘ったり、ジミーとアミとの思い出の映画である岩井俊二監督『Love Letter』(95)のエピソードを聞きだしたりと、明るく天真爛漫な性格でジミーの旅に彩りを添える。黒木華が演じるのはネットカフェのアルバイト店員、由紀子だ。幸次が教えてくれた「ネカフェ」に泊まってみようと新潟県長岡で見つけたネットカフェを訪れたジミーは、自分が制作したゲームを店員の由紀子がプレイしていることに気付き、話しかける。そして台湾でアミと一緒に行ったランタン祭りに似ている「にいがたランタン祭」に行きたいというジミーを車で案内してくれる。
続いて松重が演じる、アミを幼少期からよく知る隣人の中里。アミが生まれ育った福島県只見町に降り立ったジミーと出会い、アミの実家まで送り届けてくれる。最後は、黒木瞳が演じるアミの母、裕子。ジミーが回り道の末に辿り着いたアミの実家でジミーを迎え入れることに。
『余命10年』(22)や『新聞記者』(19)など数々の大ヒット作品を手掛けてきた藤井監督が、日台の実力派俳優たちとともに送りだす渾身の国際プロジェクト『青春18×2 君へと続く道』。日本と台湾の壮大で美しい風景と、時間と場所を超えて2人の想いが交錯する心揺さぶる物語をぜひ劇場で見届けてほしい。
文/山崎伸子