排水溝の奥から「助けて」の声…『ナイトスイム』プールに住み着く邪悪な存在の正体は?

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排水溝の奥から「助けて」の声…『ナイトスイム』プールに住み着く邪悪な存在の正体は?

『エクソシスト/信じる者』(23)、『透明人間』(19)などのブラムハウス・プロダクションズと、「ソウ」、「死霊館」シリーズなどのヒットメイカー、ジェームズ・ワンが再タッグを組むホラー映画『ナイトスイム』が6月7日(金)に公開される。このたび身の毛がよだつ恐怖の幕開けを告げる“閲覧注意”の本編映像が解禁となった。

郊外にある憧れのプール付き物件を購入したウォーラー一家が、まだ見ぬ邪悪な存在が住み着いていることも知らず、プールの深い闇に引きずり込まれていくという恐怖を描く本作。解禁された映像は、家族みんなできれいに掃除したプールで、1人すいすい泳ぐエリオット(ギャヴィン・ウォーレン)が、突然どこからともなく「Hello...?」と聞こえてきた女の子と思しき声を追う場面となる。どうやらその声が、排水溝の奥から響いてくることに気づき、不安な面持ちで恐る恐る近づくエリオットに、その声は「聞こえる?助けて…」と消え入りそうな弱弱しい声で呼びかける。なにゆえこんなところから人の声が…?

【写真を見る】排水溝から「こんにちは」の恐怖に背筋がゾゾッ
【写真を見る】排水溝から「こんにちは」の恐怖に背筋がゾゾッ[c]2023 Universal Studios. All Rights Reserved.

不穏な空気が垂れ込めながらも、排水溝の淵を見ると、いつも遊んでいるアクション人形が引っ掛かっている。手を伸ばし引っ張り出すと長い髪が絡まっていて、次の瞬間、“それ”が見えたらもう怖すぎて、プールも終わりにしてしまうほどの衝撃が走る映像となっている。晴れた夏の日に水の中で、という非常にホラー映画らしいテイストをしっかりまといながら、その先に待っているであろう新たな恐怖の展開を予感させる一幕となっている。

『ナイトスイム』は6月7日(金)より公開
『ナイトスイム』は6月7日(金)より公開 [c]2023 Universal Studios. All Rights Reserved.

今回エリオット役に抜擢されたのは、デイミアン・チャゼル監督作『ファースト・マン』(18)で映画デビューを果たし、大人気ドラマシリーズ「ウォーキング・デッド」のスピンオフ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」など注目作に次々と出演する新鋭俳優のギャヴィン・ウォーレン。監督のブライス・マクガイアは「エリオット役のキャスティングが一番難しかったです。繊細さやもろさが必要だったし、オーディションで初めて見た瞬間にギャヴィンを気に入りました。ギャヴィンこそエリオットにピッタリだと確信していたから、彼を起用するために脚本に少し手を入れました。エリオットが持つ繊細さをギャヴィンは完璧に体現してくれました。水泳が大得意だという点もよかったです」と撮影当時15歳のウォーレンの演技力に惚れ込み、彼の魅力がもっとも生きるようにと脚本に調整をかけるという熱の入れようだった。

一方のウォーレンは、自身の撮影がないときでもプールに入り浸っていたようで「特に夜は濡れた体でプールから出ると寒いから嫌だったです(笑)」と茶目っ気まじりに明かしつつ、本作の撮影について「エリオットがプールに入ると必ず不気味な雰囲気になります。プールに取り憑いている恐ろしいなにかが、ほかの人には見えないのに彼には見えてしまうんです。メーキャップの出来がすばらしすぎて本気で怖かったから、一緒にプールに入るのが嫌だったんです。今回の映画の撮影は本当に最高でした。僕はホラー映画やドラマのファンだから、出演するのも大好きです。たとえモンスターに引きずり回される役であってもね。許可が出ればスタントも自分でやります!」と充実した様子で振り返る。


マグワイア監督についても「ブライスは最高の監督です。すごく優しくてエネルギーにあふれています。子どもとの接し方を理解しているし、わかりやすく説明してくれるからありがたかったです」と感謝を忘れず、底知れぬ恐怖との対峙を見事に演じてみせた。

見れば助けてあげたくなる一家の末っ子エリオットは、無事に恐怖のプールから脱出することができるのか。ブラムハウスとジェームズ・ワンの最恐タッグが贈る、謎に包まれた物語の行方を、ぜひ劇場で確かめてほしい。

文/山崎伸子

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