“俺たち”の物語、ついに完結『ヴェノム:ザ・ラストダンス』11月公開決定、闇に包まれた限定ムビチケも
全世界累計興収13億6200万ドル、日本にしておよそ2138億円を超える大ヒットシリーズの最終章となる『ヴェノム:ザ・ラストダンス』が、10月25日(金)、26日(土)、27日(日)に一部ラージフォーマットにて先行上映、11月1日(金)より公開されることが決定。あわせて、予告編とポスターが到着した。
ジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)に地球外生命体シンオビートが寄生し誕生したヴェノム。強靭で真っ黒な肉体と鋭い牙、長く伸びる真っ赤な舌で人を喰らう“最も残虐な悪”であり、マーベルコミックではスパイダーマン最大の宿敵となるダークヒーロー。2018年に公開されたシリーズ1作目『ヴェノム』では、そのグロテスクな風貌が強烈なインパクトを与えた一方で、1つの身体に2つの人格、エディとヴェノムの奇妙な共存関係のユニークさと、狂暴でありながら愛くるしい一面を見せる特異なキャラクターが世界中の人々を虜にし、全世界で8億5000万ドル(約1344億円)を超える大ヒットとなった。また、2021年に公開された続編『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』では、大殺戮を招く最凶ヴィランのカーネイジとの激しい死闘のなかで、エディとヴェノムは一心同体となり共闘、深い信頼関係で結ばれた最強最高のバディとして世界の危機を救ってみせた。
今回解禁された予告編は、エディが悪党たちに囲まれているシーンからスタート。「言っておく。俺は狂暴で、制御不能になる時がある」、このセリフと共にエディがヴェノムと一体化する、本シリーズではお馴染みのシーン、そして「俺たちはヴェノムだ」の決めゼリフ。2人の息はピッタリとは言えないが、見事なチームワークで敵を一掃(一食)していく。その後2人は、なんらかの目的で地球外生命体シンビオートを国家機密で研究している施設に侵入したことで、特殊部隊から追われることに。その執拗なまでの追跡は地上のみならず、水中や上空でも展開。大型旅客機の上では、ヴェノムと戦う新たな敵=巨大シンビオートも登場しシリーズ史上最高のスリルとスピード感あふれる大迫力のアクションシーンが続く。
一方、タキシードで正装したエディが旧友であるミセス・チェン(ペギー・ルー)とラスベガスで再会し、ヴェノムの姿で華麗にダンスする映像や、馬になったヴェノムがエディを乗せて疾走し崖からジャンプする、1作目のサンフランシスコでのバイクシーンを彷彿とさせるシーンも。
なぜ追われるのかも分からず、特殊部隊から逃亡することに疲れ切ったエディに新たな脅威が迫る。「エディ…オレの仲間たちが、地球(ここ)に来る」と告げるヴェノム。同時に、「ヴェノムを殺さないと世界が終わる」と警告する一人の男。前作でカーネイジの恋人であるシュリークとの激闘の末、瀕死状態に陥ったマリガン刑事(スティーヴン・グレアム)の姿が。前作でシンビオートの寄生を想起させるエンディングだっただけに、重要人物となりそうだ。
さらに、合わせて解禁されたポスターではエディとヴェノムが背を向け、互いの表情に哀しみが漂っている。エディの身体とかろうじてつながっているが、いまにも離れて消えてしまいそうなヴェノムの姿。隕石のようなものが降り、地上で炎をあげる背景のビジュアルは、なにかの“終わり”を予感させる。「死が二人を――分かつまで」というコピーに胸がえぐられる。
そして、世界同時解禁時刻から50時間限定で、第1弾ムビチケ前売券(カード)の販売も。デザインはなんと“シンビオート”に隠されており、特典のオリジナルステッカーも含め届くまで分からないのだという。
大きな炎をあげて地球に向かってくる“なにか”の目的は?ヴェノムとエディ、2人を分かつものはなんなのか?謎が謎を呼ぶ本作の続報に期待しよう!
文/サンクレイオ翼