元祖セクシー女優の愛染恭子が引退へ!文芸エロスで最後の艶技を魅せる
AVやピンク映画だけでなく、一般映画にも出演するなど幅広い分野で活躍する女優・愛染恭子が、3月6日(土)より公開の主演作『奴隷船』でついにアダルト業界を引退することとなった。
愛染は18歳でヌードモデルとしてデビューした後、『白日夢』(81)での“本番演技”が話題となり大ブレイク。以降、ピンク映画や黎明期のAV作品に多数出演、さらにテレビドラマやバラエティーにも進出するなど、その活躍ぶりは現在のセクシー女優たちの“先駆者”と言っても過言ではない、伝説の大女優なのだ。
そんな愛染の引退作となる『奴隷船』は、SM文学の大家・団鬼六による同名の短編小説が原作。物語は、SM小説家の鬼又 (諏訪太朗)とかつての愛人・菊江 (愛染恭子)との再会を軸に、老舗旅館の美人女将として幸せに暮らしていた菊江が退廃的な快楽へ堕ちていく軌跡を描いている。引退作にして初めてM女役を演じ、緊縛にも初挑戦した彼女の、年齢をまったく感じさせない艶技には、思わず見入ってしまうこと間違いなし!
ちなみに劇中では、SM愛好家が『奴隷船』と呼ばれる屋形船で愛人を競り落とすという遊びが描かれているが、驚くべきことに原作者の団鬼六は、実際にこのような集いに参加していたとか。しかも、愛染本人も団に連れられて、この集いを見学したことがあったという。こうしたアンダーグラウンドで展開される「SM」という営みの一端を間近に体感したからこそ、彼女の芝居には真に迫るものがあるのかもしれない。
女優として数々の伝説を残した愛染恭子の最後にして最高の艶技を、ぜひスクリーンで堪能したい!【トライワークス】
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