波乱続きの「アベンジャーズ」新作映画、『デッドプール&ウルヴァリン』のショーン・レヴィが監督最有力候補に浮上!
「ナイト ミュージアム」シリーズや『フリー・ガイ』(21)、ドラマシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」など数々の話題作を手掛け、『デッドプール&ウルヴァリン』(7月26日公開)でもメガホンをとるショーン・レヴィ監督が、マーベル・スタジオが計画中の新たな「アベンジャーズ」映画の監督候補の最有力に浮上したようだ。「Deadline」など複数のメディアが報じている。
世界中で空前のメガヒットを記録した『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)以来の「アベンジャーズ」映画となる同作は、2022年夏に『Avengers: The Kang Dynasty』のタイトルで2025年初夏に公開されることが発表。しかし昨年の脚本家組合のストライキの影響を受けて約1年の公開延期が決定。その後、監督に就任した『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(21)のデスティン・ダニエル・クレットン監督がプロジェクトからの離脱を表明。
さらに昨年末には、「ロキ」シリーズや『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(23)でカーン役を演じたジョナサン・メジャースが暴行事件で有罪となり、マーベル・スタジオから契約を解除される事態に。それを受け、脚本家のマイケル・ウォルドロンは新たなコンセプトで脚本の書き直し作業に入り、タイトルも『Avengers5』という仮題に変更された。
今回の報道によれば、マーベル・スタジオとレヴィは現在すでに交渉の初期段階に入っている模様。一部報道では「ストレンジャー・シングス」シーズン5に着手するために一度はマーベルからのオファーを断っているとも伝えられているレヴィだが、先述の通り公開日が1年延期となったことで監督できる可能性が高まったのだとか。すでにウォルドロンから最新の脚本を受け取り、引き受けるかどうか検討を進めているようだ。
レヴィが手掛けたMCU最新作『デッドプール&ウルヴァリン』は、閑散状態が続いている今年の北米サマーシーズンで特に大きな期待が寄せられている一本。実際にそれがヒットにつながれば、総勢60名以上のMCUキャラクターが登場し“MCU史上最大規模”になると言われている「アベンジャーズ」最新作への期待も自ずと高まることだろう。続報を楽しみに待ちたい。
文/久保田 和馬