カンフー×ボリウッドな新感覚青春アクション『ポライト・ソサエティ』日本公開決定!ポスタービジュアル&特報も
『ベイビー・ドライバー』(17)、『レ・ミゼラブル』(12)など数々の話題作を生みだしてきたワーキングタイトル社が製作した『ポライト・ソサエティ』が8月23日(金)より全国公開されることが決定。日本版ポスタービジュアルと特報、シーン写真が解禁された。
本作はワーキングタイトル社が製作し、サンダンス映画祭で批評家と観客双方からの絶賛を浴び、見事英国インディペンデント映画賞最優秀新人脚本家賞を受賞、さらにバラク・オバマ元米国大統領の2023年お気に入り映画にも選出された新感覚の青春バトル・アクション。ロンドンのムスリム家庭に生まれ、スタントウーマンを目指してカンフーの修行に励む女子高生リア・カーンはいくつもの悩みを抱えていた。学校では頭の固い先生や意地悪な同級生に目を付けられ、両親からも将来の夢をあきらめて堅実な仕事に就くように説教される毎日。唯一の理解者は芸術家志望の姉リーナだったが、彼女は突然プレイボーイの富豪と恋に落ち、海外に移住することに。彼の一族に不審な点を感じ取ったリアが独自に調査を開始すると、その結婚の裏にはとんでもない陰謀が隠されていた。
本作はテレビシリーズ「絶叫パンクス レディパーツ!」で高い評価を得た気鋭監督のニダ・マンズールによる長編デビュー作。パキスタン系イギリス人であるマンズールは「この映画を作りたかった理由はたくさんありますが一番は南アジア系の10代の女の子がアクションヒーローになるのを見たかったからです。彼女たちはアクション映画においてしばしば権力者やテロリストに追い回され、白人の主人公の形だけの友だちになってしまう。ですから面白くて欠点があり、クールな南アジア系の少女を物語の中心に据えることは私にとって重要なことでした」と語る。
カンフーとボリウッドにオマージュを捧げ、熱きシスターフッドを胸にジェンダーロール、家父長制、ルッキズム、スクールカーストに立ち向かう新しいヒーロー“リア・カーン”の活躍は、すでに公開された各国で多くの観客を魅了。カラフルな伝統衣装で舞い戦う姿は『マトリックス』(99)や『キル・ビル』(03)を彷彿させるような斬新でパワフルなアクションシーンは大きな話題を呼んだ。怒れる女子高生リア役に新星プリヤ・カンサラ、姉のリ―ナをドラマ「アンブレラ・アカデミー」や『レッド・ノーティス』(21)のリトゥ・アリヤが演じ、息の合った姉妹ぶりを熱演している。
このたび解禁された人気デザイナーの大島依提亜による日本版ポスタービジュアルでは、エスニックな建物をイメージした背景に一癖も二癖もあるキャラクターたちが勢ぞろい。「向かうところは敵だけ」というキャッチコピーの下には多くの敵に囲まれ、闘志をあらわにしながら立ち向かう主人公のリアと姉リーナが描かれている。
同時に解禁された15秒の特報では、スタントウーマンを目指すリアのモノローグがつづられる。スタントウーマンになりたいリアだったが親からは反対され、おまけに大好きな姉を怪しい富豪のプレイボーイに取られてしまう。歯向かうリアのムダ毛を無理やりワックスで脱毛するなど、徐々に悪魔の正体をあらわしていく結婚相手のファミリーに対して、リアは姉奪還作戦を敢行する。
あわせて公開されたシーン写真は、リアが仲間たちと一緒にいままさに闘いに臨みにいく瞬間を捉えたもの。華麗な民族衣装姿のリアを筆頭に、なぜかホテルマン姿とカジュアルな私服の親友たちがともに颯爽と歩き出す姿が収められている。
また6月14日(金)からは海外版ビジュアルを採用したムビチケ前売券(カード)が発売。購入特典としてこのタイミングでしか入手できない特製「ファイティング手ぬぐい」が付いてくる。
南アジア系の主人公がカンフーで世界と立ち向かう本作。各国の映画ファンを熱狂させた新感覚アクションを映画館で体感しよう!
文/スズキヒロシ