『オッペンハイマー』のアンコール上映が決定!広島では片渕須直登壇の最終イベントも開催
クリストファー・ノーラン監督がメガホンをとり、2023年7月に北米公開されるや全世界で興行収入10億ドルを超えるメガヒットを記録。第96回アカデミー賞では作品賞をはじめ最多7部門に輝いた『オッペンハイマー』(公開中)。今年3月29日に日本公開を迎え興行収入18億円を突破した同作が、8月2日(金)より全国でアンコール上映されることが決定した。
ピューリッツァー賞を受賞したカイ・バードとマーティン・J・シャーウィンの著書を原作とした本作。第二次世界大戦下にアメリカで立ち上げられた極秘プロジェクト「マンハッタン計画」に参加したJ.ロバート・オッペンハイマー(キリアン・マーフィ)は、優秀な科学者たちを率いて世界初の原子爆弾を開発する。しかしそれが広島と長崎に投下され、その惨状を聞いたオッペンハイマーは深い苦悩を味わうこととなる。
IMAX65ミリと65ミリ・ラージフォーマット・フィルムカメラを組み合わせた最高解像度の撮影を実践し、本作のためだけに開発された65ミリカメラ用モノクロフィルムを用い、史上初のIMAXモノクロ・アナログ撮影を実現した本作。その卓越した映像表現と、重厚なドラマは劇場で味わってこそその真価を発揮する。戦後79年を迎えるこの8月。時代の波に呑み込まれていった1人の男の物語を、この機会にスクリーンで目撃してみてはいかがだろうか。
また、アンコール上映に伴い、8月4日(日)に広島市の八丁座にして本作最後のイベントが開催されることも決定。ゲストには『この世界の片隅に』(16)を手掛け、新作『つるばみ色のなぎ子たち』(公開未定)も控えている片渕須直監督と、広島フィルムコミッションの西崎智子が登壇。アンコール上映の実施劇場、ならびにイベントの詳細については映画公式ホームページから確認してほしい。
文/久保田 和馬