男の顔のなかで、無数のエマ・ストーンが踊り狂う!?『憐れみの3章』ムビチケカードは斬新すぎるデザインに
『女王陛下のお気に入り』(18)、『哀れなるものたち』(23)のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが長編映画3度目のタッグを組んだ『憐れみの3章』(9月27日公開)。本作のムビチケ前売券(カード)が8月2日(金)より発売されることが決定した。
選択肢を奪われ自分の人生を取り戻すと格闘する男と、海で失踪し帰還するも別人のようになった妻を恐れる警官、卓越した教祖になると定められた特別な人物を懸命に探す女。3つの異なるストーリーを同じ俳優たちが別々の役柄で演じる本作。第77回カンヌ国際映画祭ではコンペティション部門に出品され、ジェシー・プレモンスが男優賞を受賞した。
このたび発売が決定したムビチケ前売券(カード)は、ランティモス監督の真髄である独創的な世界観が惜しみなく投影されたビジュアルに。本来であれば男の顔があるべき空間に、ダンスを無心で踊り狂うストーンの姿が多数集約され、さらにプレモンスやウィレム・デフォー、マーガレット・クアリー、ホン・チャウ、ジョー・アルウィン、ママドゥ・アティエ、ハンター・シェイファーらが怪しげに紛れ込む。
本国でも大きな反響を集めたこのアートワークが日本で使用されるのはこのムビチケ前売券(カード)だけ。顔を奪われた男と、そこに群がる登場人物たち。この斬新なデザインが意味しているものとは?そして顔を奪われた男はなに者なのか…?是非とも劇場で、鬼才が仕掛ける衝撃的な世界の目撃者になってほしい。
文/久保田 和馬
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