ラウール、主演映画『赤羽骨子のボディガード』公開を迎え「ワクワク、ハッピー」と笑顔!「守りたいもの」のお題にファンへの愛あふれる
丹月正光による同名コミックスを映画化した『赤羽骨子のボディガード』の公開初日舞台挨拶が8月2日に丸の内ピカデリーで開催され、主演を務めたラウール(Snow Man)をはじめ、出口夏希、奥平大兼、高橋ひかる、山本千尋、戸塚純貴、有輝(土佐兄弟)、遠藤憲一、土屋太鳳、石川淳一監督が登壇した。
ラウールが『ハニーレモンソーダ』(21)以来3年ぶりとなる単独主演を務めた本作。とある事情から女子高生の赤羽骨子(出口)に100億円の懸賞金がかけられ、大好きな彼女のためにボディガードとなった威吹荒邦(ラウール)が「彼女にバレることなく守る」というミッションに挑む姿を描く。番組総出演数56本という怒涛の宣伝活動をして、ついにこの日を迎えたラウール。「今年はずっとこの映画のことが頭にあって、それが途切れなかった」そうで、「この日を迎えられたことが本当にうれしくて。『皆様に楽しんでいただだける』と自信を持って言えるような作品だなと思うので、いまものすごくワクワク、ハッピーな気持ちです」と感無量の面持ちを見せた。
熱い主人公を演じ切ったラウールだが、ステージではクラスメイトを演じた共演者たちがその座長ぶりを絶賛した。出口は「学年としては私のほうが2つ上なんですが、ラウールさんが本当にしっかりされていて。(自分が)年下気分になって頼っていました」とにっこり。奥平は「朝早い撮影では、眠くてテンションが上がらない時もあるものなんですが、ラウールくんはそれがない。絶対にしっかりと『おはようございます!』と挨拶をされていて、すごく元気をもらえる。長い廊下を挨拶しながら歩いてくるラウールくんが、脳裏に残っている」と現場での様子を振り返り、「挨拶って、キャストの方やスタッフさんに元気をあげるという意味でも、大事なんだなと思いました」と発見もあったという。出口と奥平に挟まれていたラウールだが、「両サイドからくすぐられている感じ」と2人の言葉に照れながら、「本当にありがとう!」と目尻を下げていた。
さらに高橋が「インスタライブなどでもいつも回してくれる。ぶん回し隊長。本当に頼もしい」、山本も「ラウールさんは、自分が出ていない時でも極力、現場にいたりする。初めて作品でご一緒させていただいて、心の美しさが見た目の美しさに通じるんだなと思った。とても誠実な方」と惚れ惚れ。戸塚は「明るく現場にいてくれて、気さくに話してくれる。居心地のよい現場を作ってくれた。頑張っているラウールのために、こちらも頑張らなきゃという気持ちにさせてくれた。最高の座長!」、土佐も「待ち時間には、一緒にけん玉をやってくれる。ものすごくけん玉がうまい。みんながラウールさんを中心に輪になって、30分くらいけん玉をやって和ませてくれた。世界一の座長!」と続くなど、賛辞が止まらない。ラウールは「体が小さくなってきちゃいます。暑い!」と汗をかきつつ、「温かい皆さんと時間を過ごすことができて、めちゃくちゃ楽しかったです。本当にありがとうございます」とチームワークを育みながら貴重な時間を過ごせたことに、感謝しきりだった。
また本作の内容にかけて、それぞれがフリップを使って「命に代えても◯◯を守る」というお題に答えるひと幕もあった。ラウールは「命に代えてもみんなの健康を守る」というフリップを誇らしげに掲げ、「この夏はすごく猛暑。映画の帰り道や、行くまでにも熱中症対策をしていこうという、“熱中症対策呼びかけ委員会”を立ち上げました」と活動に意気込み。さらに「心が落ち込んだ時など、自分たちのパフォーマンスを見てもらって元気になってもらうのも、自分たちの役目」とファンを思いやりながら「みんな健康でいてください!」と呼びかけると、会場から大きな拍手が上がっていた。そして「命に代えても命を守る」と答えた土屋が、「戦争も存在していますし、自然も変化している。命を大切にできたら」と願いを込めるなか、遠藤は「妻を守る!」と愛妻家の一面を披露。「いつも女房に守られている。100パーセント助けられている。感謝の気持ちも込めて、真面目に書きました」と力強く語ると、ラウールは「こういう大人になれたらいいな」と羨望の眼差しをむけていた。
最後にラウールは「キャスト、スタッフの皆さんが愛と熱量を持って取り組めた作品。それがスクリーンに映しだされている」と改めて本作への想いを吐露。「いろいろな要素が入っていて、この夏にワクワクして、純粋な気持ちでいっぱい楽しめる映画。この夏はオリンピックと『赤羽骨子』!『赤羽骨子』とオリンピックをローテーションしていただいて、この映画を盛り上げていただければうれしいです」と希望して、大きな拍手を浴びていた。
※高橋ひかるの「高」は「はしごだか」が正式表記
取材・文/成田おり枝